2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧
夜8時ごろ、Yの家で。 どこかで、まだセミが鳴いていた。 Y「ほら、のりも、冷たいやつ。氷をいっぱい入れてきてやったからな」 私「お、『初恋の味』かぁ」 Y「ふる~~~。お前それ、この飲み物の昭和30年代ごろのCMフレーズじゃないか。お前の頭の中、…
大阪には、三大祭として、『愛染祭り』『天神祭り』『住吉祭り』がある。 このなかで、一般に良く知られているのは、天神祭りであろう。 ただ、大阪では、「祭りは愛染さんで始まって、住吉さんで終わる」と言う言葉で、三大祭りが語られ、そのなかで住吉祭…
昭和56年7月末、チャールズ英皇太子とダイアナ嬢との結婚式が行われた。 きわめて、きらびやかで、豪華絢爛たる儀式であった。 日本でも、連日、テレビニュースなどでおおきな話題となっていたのである。 式が終わったころの、同期Nとの会話。 N「おいの…
「『この味がいいね』と君が言ったから、七月六日はサラダ記念日」(俵万智) 昭和62年ころ、ある学校で、高校でも教えておられる国文学者のF先生と話すことがあった。 F「のりもくん。俵万智さんの歌、知ってる?あなたはどう思う?」 私「え、サラダ記念…
昭和53年ころの話し。英語好きのUと話していた。 U「なあ、7月はジュライ(July)だろ」 私「ああ、そうだな。それがどうかしたか?」 U「いやぁ、あのジュライってのはさ、外国人の名前と関係があるのかと思ってさ」 私「なんで?」 U「文献やニュースなん…
同じく、大学悪友Kの部屋で、Mともども話しをしている。 私「なあ、K。今年、自動焦点(オートフォーカス)の一眼レフカメラが発売されたろぅ?」 K「ああ、それがどうした?」 私「お前さぁ、俺が1年前の冬に自動焦点のカメラが開発中で、その夏くらいを目…
久しぶりに、大学同期で悪友のKとMとわたしとでKの部屋でコーヒーを飲みながら話しをしている。 私「まったく、暑いなぁ・・・たまんない」 K「はは、もうちょっとがまんしろよ。クーラーを強くするからさ」 M「暑気払いの冷やしそうめん、うまかったろぅ?…
昭和54年の夏、ひさしぶりに大学同期で悪友のKとMと三人で大学サークルの顧問の先生のお宅へ遊びに行くことになった。 そのときの、Mとの会話。 私「おい、あついなぁ・・・空気が どよん としてる・・・」 M「ああ、ここらへんじゃぁ、昼間はこれくらいが…
昭和53年のころ。 7月末の大学正門前に着いたとき、うしろから追いついたOの声がした。 O「おい、おのりもぉ。おはよう、早いなぁ」 私「おお、おはよう。補講か?」 O「ああ、前期最後の刑事法の輪読会だよ。夕方から打ち上げのコンパさ」 とOが言ったと…
♬ 緑の中を走り抜けていくまっかなポルシェ・・・・ ばかにしないでよ~ そっちのせいよ~ ちょっと待って プレイバック プレイック・・・・・ ちょっと 坊やいったい何を教わってきたの・・・・ わたしだってわたしだって 疲れるわ・・・・♪ (山口百恵「プ…
ある日の午後。ハチヤ君と。 ハ「のりもさん、この前の百合の話しの続きを・・・」 私「ははは、もういいよ、調べたから」 ハ「えぇぇ・・・そんなぁ・・・」 私「百合って、根っこの部分が食用になるんだってね。いわゆる『ユリネ』じゃない。あのユリネっ…
ハチヤ君と話している。 ハ「のりもさん、『ゆり』って7月の花だって知ってます?」 私「え、あのひゃくあう(百合)って書くゆりのこと?」 ハ「そうですよ。それでなんで『ゆり』って言うか分かります?」 私「ウ~~ン・・・この時期に見れて、百回ほど…
♬ 忘れてしまいたいことが 今のわたしには多すぎる・・・ 夢のなかへとんでゆくわ・・・・・ とんで とんで とんで とんで・・・・ まわって まわって まわて まわるぅぅぅ~ 。・・・♪ (「夢想花」作詞・作曲 円広志) 昭和54年に、おおはやりした歌であ…
♬ 赤い薔薇を投げ捨て それで終わりにしようぜ はしゃぎすぎたあと しらけちまう・・・・・ I say Bye-Bye 哀愁でいと あざやかな・・・・ 醒めすぎた罪な奴・・・・・♪ (『哀愁でいと』作詞:Andrew J.Ditaranto・Guy Hermic(日本語詞 小林和子 作曲:And…
♬ うぉ~~くまぁぁ~~ん うぉおくまん! うぉ~~くまぁぁ~~ん うぉおくまん! ♪ 昭和54年7月のこと。 テレビで、白い浴衣を着たおじいさん俳優が、外国人女性とヘッドホーンを付けながら、ロック音楽にあわせて踊っている。 これが携帯用カセットス…
♬ ミスター・サマータイム さがさないで あの頃の私を ミスター・サマータイム・・・・ ・・・たよりなく 若い日々 ・・・・・ (サーカス「ミスター・サマータイム」作詞:DELANOE PIERRE/日本語訳;竜真知子 作曲 FUGAIN MICHEL PAUL 編曲;幾見雅博) 昭…
Sさんとの話しが続いている。 S「そういやぁ、思いだした。今月の4日はアメリカの独立記念日だったんだよなぁ。アメリカの象徴といやぁ、自由の女神で女神つながりだよな」 私「ああ、あのフランスから贈られたって話しの?」 S「そうそう。おもしろいだろ…
研究室で政治哲学専攻で年上のSさんと。 S「なぁ、のりも。今日がパリ祭だっていうのを知ってる?」 私「え?パリ祭って、フランスのお祭りですか?」 S「世界史で習ったろう?フランス革命」 私「ぅぅぅンンン・・・・?」 S「もおぉぉぉぅ・・・教科書に自由…
7月は暑中見舞いを書き送る時期である。 Yの部屋での話し。 Y「なあ、暑中見舞い、もう送ったか?」 私「ああ、ほぼ済んだよ、なんで?」 Y「ああ、近頃の暑中見舞いはがきって、宛名をワープロで打ったシールが貼ってあって、それで来るじゃないか」 私「…
昭和53年、少年漫画で「じゃりん子チエ」が始まった。 なにやら、不思議な漫画だなぁとは思っていたが、大阪天王寺新世界あたりのふんいきをあらわすのには、ぴったりの画像となっている。 特に、通天閣界隈をあらわす表現は絶妙である。通天閣というのは…
♬ 泣かしたこともある 冷たくしてもなお・・・・ 俺にしてみりゃ これで最後のLady・・・ わらってもっとBaby むじゃきにon my mind・・・・ エリー my love so sweet・・・・ (サザンオールスターズ「いとしのエリー」作詞・作曲 桑田圭祐) 昭和54年の…
7月中旬にYの家へ行った。 私「おい、すごい雨だったなぁ。そろそろ梅雨が明けるぜ」 Y「ああ。おっ、虹が出てるぞ」 私「おお、ほんとだ、きれいだなぁ。七色に輝いてる」 Y「のりもぉ。この七色って言えるか?」 私「ええぇっとぉ・・・赤、緑、青、紫・…
昭和60年、われわれには画期的なできごとであった。 20万円前後であったワードプロセッサーが、携帯型の液晶画面付きで6万円弱で売り出されたのである。 パーソナルワープロと呼ばれ、電気会社や事務用機会社がつぎつぎと製品を販売しはじめた。 研究室…
昭和60年頃の話し。後輩のハチヤ君と。 私「今日さぁ、専門学校の授業で、民法の質(しち)を説明しててさ、前振りに『いちろく銀行』って言ったら、学生がぽかぁんとしてるんだよなぁ・・・」 ハ「のりもさん・・・古い!!今の子に分かるわけないじゃな…
大学学舎で後輩のハチヤ君と。 ハ「のりもさん旧暦の7月をなんて言うか、知ってます?」 私「ふみづきだろぅ?学部のころ悪友たちとよくそんな話していたよ」 ハ「そうですかぁ。だけどなんで文月かは、どうですか?」 私「ええっと、たしか短冊なんかに願…
♬ いやじゃありませんか 軍隊わぁ~ カネのおわんに 竹の箸 仏様でもあるまいに 一膳めしとはなさけなや~ ♪ (「軍隊小唄」作詞:不詳 作曲:倉若晴夫) テレビであったか、映画であったか、場面中にこの歌を歌って騒いでいるシーンがあった。このことで大…
♬ またひとつ きらめく風が この街を 散歩する・・・・ おびえた男心を さらって見向きもしない女・・・・・ 燃えろいい女 燃えろナツコ まぶしすぎる お前との出あい~♪ (ツィスト「燃えろいい女」作詞・作曲 世良公則) 昭和54年ごろ、CM曲としても大ヒ…
♬ 男だったら ひとつにかける かけてもつれた謎をとく・・・・ 誰が呼んだか 誰が呼んだか・・・・・ 今日も決めての 今日も決めての 銭がとぶ・・・♪ (『銭形平次』歌 舟木一夫 作詞:関沢新一 作曲・編曲:安藤実親) 昭和57年、新500円硬貨が発行さ…
昭和52年のこと。Yの部屋で。 Y「今日、買い物にいったらさ、魚屋で『はんげしょうには、たこ・たこ。旬のたこ』って叫んでるんだよなぁ。お前、半夏生って知ってる?」 私「え?知らないよ。何それ」 Y「そうだろう。それで調べてみたんだよな」 私「うん…
刑事法専攻の先輩とのはなし。 A「この前、京都で会合があってな。食事をしたとき『若鮎』が出てきて、ああ初物かぁと思ってると、『初物七十五日』のはなしになったんだ」 B「え、なんですか?それ?」 A「ああ、意味は初物を食べると寿命が七十五日延びる…