♬ かえるのうたが きこえてくるよ
クワクワクワクワ ケケケケケケケケ クワクワクワ・・・・・
(『かえるのがっしょう』作詞:ドイツ民謡 訳詞:岡本敏明)
ある大学の講師控室で、国文学者F先生との話し。
私「先生、田んぼに苗が植えられはじめましたねぇ・・・」
F「霜止出苗!!ね」
私「しもやみて なえいずる?・・・・???」
F「この時期の状況ですよ。これくらいになると、霜が降りなくなって稲も育ってくることからこう言われてるんですよ」
私「なるほど・・・・」
F「だけど注意しないといけないのは、『八十八夜の忘れ霜』なんですよね」
私「♪ なつもち~かづくはちじゅうはちや・・・ですか?」
F「ははは、そうそう。せっかく苗を植えたのに、たまに『戻り霜』っていって、
霜の降りるときがあるんですよね。それで苗がやられちゃうんですよ」
私「なるほど、本格的に田んぼでかえるが鳴くのは
もうちょっと先ですもんねぇ・・・」
F「『稲代やうれし顔にもなくかえる』(許六)
っていう句もありますしねぇ・・・」
私「・・・・???・・・」
うれしさをそよぐ痩田の早苗哉(子規)