norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

ギャップ

  ♬ うぉ~~くまぁぁ~~ん  うぉおくまん! 

         うぉ~~くまぁぁ~~ん

                      うぉおくまん! ♪

 

 昭和54年7月のこと。

テレビで、白い浴衣を着たおじいさん俳優が、外国人女性とヘッドホーンを付けながら、ロック音楽にあわせて踊っている。

 

これが携帯用カセットステレオCMとの衝撃的出会いである。

 

 おもしろい?たのしい?  え・・・おじいさんと外国人女性の組み合わせ?

なんとも 合わないような、合うような・・・というのがわたしの感覚であった。

 

Yと話してみた。

私「なあ、このCMおもしろいなぁ・・・どう思う?」

Y「ああ、最先端の携帯オーディオの宣伝としちゃぁ、ターゲットとそのCM出演者に大きなギャップがあるのは笑いになるよなぁ」

 

私「うん。落語や漫才の技法に似てるのかなぁ・・・」

Y「そう思うよ。だけど、消費者からすると、演技者があんまりにも商品とかけ離れたヒトを使ったり、演技させると、がっかりさせたり反感を買うだろ?そうじゃないようにすることが大事なんだろうな。そのギャップがおかしくて、くすっと笑わせて、好感をもたせないといけないからさ。これは大成功だろうなぁ」

 

私「そうだよな。だけど決定的な要素ってなんだろぅ?」

Y「やっぱり、共感できる美しさじゃないか?」

 

    うん?・・・・

    よく分からん・・・・

 

      風つれて島のロックの熱帯夜(山口八叡)