
♫À Paris, dans chaque faubourg Le soleil de chaque journée・・・Eclore un rève d’amour・・・♪
(パリのどの街角にも 毎日の太陽が・・・愛の夢をそっと咲かせる・・・)
(À Paris, Yves Montand, 作詞・作曲:Francis Lemarque)
繁華街のカウンターバーで
国文学者のF先生と心理学者G先生 独文学者のB先生が飲んでいると・・
甘いシャンソンが流れてきた・・・
B「お!イブモンタン・・・ぁ ぱり~・・ふふん~じゅに~・・・」
F「うん?なつかしいねぇ・・イブモンタンなんて・・・
よく仏文の友人が歌ってたよ・・・」
G「そういえば・・今日はパリ祭ですよね・・7月14日だから・・・
あの有名なバスチーユを襲撃した・・・」
B「そうですよ・・えっと今だとヨーロッパは昼ごろだから・・
あちこちでパレードなんかがひらかれてますよ・・・
建国記念日・・フランス国民の休日Fête nationale française ですからね・・・」
F「へぇぇ~~そうなの・・
僕なんかだと・・ルネクレール映画のパリ祭を思い出しますねぇ・・・
『うたかたの恋こそ恋し巴里祭』(上田五千石)・・・
ってね・・・」
G「はは・・にっぽんのお祭りとはちょっと違うんですよねぇ・・・
パリ祭って・・・名前で誤解しちゃいますがね・・・
いわゆる・・・ラベリングの誤解になっちまうんですよねぇ・・・」
B「ああ・・花売りむすめとタクシー運転手の恋の話しでしょ・・
たしかに いいんですけどねぇ・・
Ein Regenbogen, der fünfzehn Minuten dauert, sieht man nicht mehr・・・
虹だって十五分も続いたら、人はもう見むかない・・
ってねぇ・・・」
G「お・・それゲーテかい?」
B「残念でした・・ニーチェですよ・・哲学者の・・」
F「ぷっ・・・ははははは・・・
だけどまぁ・・
『学問は尻から抜けるほたる哉』(作者不詳)・・
なんてことも・・いいますからねぇ・・
あまり学問的に追求したって・・
意味がないこともあるんですよねぇ・・・」
B「♪Eclore un rève d’amoureエクロ~ル アン ㇾ~ヴ ダム~ㇽ ・・・ですか・・」
F「そうそう・・・」
G「・・なる・・ほど・・」
夏ボタル輝き強む夜はじめ(のりも よしあき)





