♬ これから始まる 大レース ひしめきあって いななくは・・・・
走れ走れコータロー 本命穴馬かきわけて・・・
追いつけ追いこせひっこぬけ・・・♪
(『走れコータロー』歌:ソルティー・シュガー
作詞:池田謙吉 作曲:前田伸夫・池田謙吉)
Yの部屋で話していると、ラジオから今日は駅伝が初めて開かれた日ですといって、走れコータローが流れはじめた。
Y「へぇぇ~~。駅伝開催記念日だってさ」
私「うん・・・」
Y「はは、冗談がキツイけど、この曲を流すなんてちょっとおもしろいなぁ。しらべてみよう・・・ええっと・・・駅伝・・・あぁぁあった
大正6(1917)年4月27日に
三日かけて走ったんだってさ。
えっと、一組23人で、箱根越えもあったそうだぜ。
ただし、橋のかかってないところは、渡し船を使った。
それを「奠都記念“驛傳”徒歩競走」(てんときねん『えきでん』とほきょうそう)
と名付けた。とさ」
私「てんと?キャンプでもしたのか?」
Y「ばか!ちがうよ。奠都っていうのは、都を移したっていう意味だよ」
私「もぉぉ・・・おまえは辞書を見てるから分かるんじゃないか。
それでどうしたんだよ」
Y「これが箱根駅伝の原型になったってさ」
私「♪ はしれぇ~はしれぇ~はしれ だいがくせぇ~・・・か」
Y「なんだよ・・・それ・・・・」
歓声喚呼駅伝敗者省略され (小田まさる)