同じく、大学悪友Kの部屋で、Mともども話しをしている。
私「なあ、K。今年、自動焦点(オートフォーカス)の一眼レフカメラが発売されたろぅ?」
K「ああ、それがどうした?」
私「お前さぁ、俺が1年前の冬に自動焦点のカメラが開発中で、その夏くらいを目途に、そうした一眼レフカメラが出るってニュースがあるぞっていったら、『絶対そんなことはない。カメラ焦点は手で合わさないと。ぜったい一眼レフでは技術的に不可能だ。かけてもいい』って言ったんだぞ」
K「よくもまぁ、そんなこと覚えてるなぁ・・・まったく・・・」
私「さぁ、どうする?間違いを認めるか!」
K「わかったよ。すまん。俺の負け。しかしまぁ、何げない会話を・・・」
M「そりゃそうさ、K。ある意味、のりもは『ひつこい』からなぁ。それが証拠に振られてぼうずにまでなったY嬢のこと、いまだに忘れてないみたいだぜ。なぁ、のりも?」
私「・・・・ななな、なに言ってんだよ、そんな・・・」
K・M「あれ・・・なんでそんな真っ赤になってんの?」
火祭りや炎切り取るカメラの目(野田ゆたか)