norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

1月のおわり

いつものように、F先生とある大学の講師控室で話しをしていた。 F「やれやれ、きょうで今年の講義は終了ですねぇ」 私「そうですね。ご苦労様でした。あとは後期試験を残すだけですねぇ」 F「ええ、まぁ・・・それでも たくさん仕事は残ってますけどねぇ」 …

三国志

昭和57年のこと。ハチヤ君とO中君と地下食堂で昼ごはんをとっている。 ハ「ねぇ、ねぇ、のりもさん、三国志見ました?」 私「三国志?何それ?」 O中「テレビの人形劇ドラマだよ。見てない?」 私「うん・・・」 ハ「今、すごい人気になってんですよぉ・・…

俳句

ある大学の講師控室で、国文学者F先生と。 F「のりも君、ひのそうじょうっていう俳人を知ってますか?」 私「さぁ・・・わたしはあまり聞いたことがないんですが・・・」 F「そうですか?あなたは芭蕉とか子規とかいう超有名俳句しか、あまり興味がないんで…

厄年

昭和53年のこと。大学地下食堂で同期のNやハチヤ君たちと。 ハ「のりもさん。今年は本厄でしょ?厄よけのお参りはされました?」 私「え?厄よけ?」 ハ「ええ。そうですよ。男の厄、25歳じゃぁないですかぁ。たとえば兵庫の清荒神なんかにお参りしない…

防人の詩

♬ おしえてください この世に行くとし生けるものの すべての命に限りがあるならば 海は死にますか 山は死にますか・・・・ おしえてください・・・・♪ (『防人の詩』作詞・作曲 さだまさし) 昭和56年のこと、Yの家へゆくとテレビからこの歌が流れていた…

アマリリス

昭和53年頃、大学近くのパーラー喫茶店で、刑事法専攻のしゃれ者Oと食事をしていた。 私「この店はいつ来ても、明るくってきれいだよな」 O「ああ、そうだな。このカレーなんかもちょっとしたもんだしな。いつも花がかざってあるし、おしゃれだもんなぁ」 …

初天神

昭和53年の頃、大学地下食堂でハチヤ君と食事をしていた。 ハ「のりもさん、今日は25日でしょ。何の日か知ってます?」 私「さて・・・25日のことで、あんたがいうんだから・・・アイドルの日とか・・・お菓子好きの甘い物ってことを考えて・・・1月…

ちゃっぷぃ ちゃっぷぃ

昭和58年頃のこと。Yの家へゆくと。 私「お~い、居るかぁ」 Y「おう、のりも」 私「何してんの?おい・・・えらく部屋が寒いじゃないか、どうしたんだよ」 Y「ちゃぷい ちゃぷい ×××ほしい!! 」 私「何言ってんだよ。もう・・・どうしたんだよ」 Y「う…

冬のオリンピック

♬ 虹の地平を 歩み出て 影たちが 近づく手をとりあって 町ができる 美しい町が・・・・ 眠っている北の空に 君の名を呼ぶ オリンピックと~ ・・・・♪ (『虹と雪のバラード』トワ・エ・モワ 作詞:河邨文一郎 作曲:村井邦彦) 昭和53年ころ、Yの部屋で話…

大寒

昭和53年頃のこと。Yの部屋でコーヒーを飲みながらの話し。 Y「なぁ、のりも。今日は大寒だろ。それで大寒にちなんだクイズがあるんだけど、答えられるか?」 私「なんだよ、いきなり。まぁ、聞いてやるから言ってみろよ」 Y「何いってんだよ。いいか、問…

冬され

昭和54年ごろのこと。ハチヤ君と地下食堂でたまご丼を食べていた。 私「さむいなぁ・・だけどうまい・・これ・・ 『冬ざれの厨に赤き蕪かな』(子規)・・・なんてね」 ハ「のりもさん、それは黄色のたくあんですよ」 私「ははは・・・ま、大根類ってこと…

香り

国文学専門のF先生と大学から最寄り駅へ帰る夕方。 なにやら、小さな白い花が咲いていた。 しかし、香りはというとどうもそれほど、かぐわしいものではない。 どちらかというと、臭いという方がただしいであろう。そのとき、F先生が・・・ F「『何の木の花と…

三番叟

講師控室でのF先生との話し。 私「先生。ところで、お正月にテレビを見ていたら、 日本の芸能っていう番組で『三番叟』をやってたんですよ。 あの演目っていつもお正月に掛るじゃないですか?なんでなんでしょう?」 F「うん?知らない?まあ、能や狂言で扱…

「八百屋お七」か「大増屋のお菊か」?

昭和60年のころ、ある大学の講師控室で国文学者のF先生と、よもやま話をしていた。 F「ところで、のりもくん。 今日は『振袖火事』があった日だってこと知ってますか?」 私「え?歌舞伎なんかの演目になってる 『八百屋お七』がでてくるやつですか?」 F…

冬のリヴィエラ

♬ あいつによろしく伝えてくれよ 今ならホテルで寝ているはずさ・・・ アメリカの貨物船が 桟橋でまっているよ 冬のリヴィエラ男ってやつは 港を出てゆく船のようだね 哀しければ哀しいほど 黙りこむもんだね・・・・・♪ (「冬のリヴィエラ」歌:森進一 作…

念仏の口開け

大学地下食堂でのハチヤ君との話しがつづいていた。 ハ「ところで、ノリモさん。小正月の次の日の16日は 『念仏の口開け』の日だって いわれるのを知ってます?」 私「え?15日の休日からの『仕事の口開け』じゃないの?」 ハ「もぉぉ・・・・」 私「は…

どんど

昭和53年の頃、大学地下食堂でハチヤ君と食事後の一服を楽しんでいた。 ハ「ノリモさん、あさっては小正月ですね。 あちこちで、『どんど焼き』がありますよ」 私「ああ・・・神社なんかで開かれる、たき火ね」 ハ「たき火って・・・もう・・・宮中行事が…

南極犬

昭和55年ごろ、中学からの友人Yが部屋で新聞を広げて、 私と話しているときのこと。 Y「おい、今日は南極で置き去りにされた、 カラフト犬が生きて発見された日だってさ」 私「ああぁぁ・・・何か聞いたことあるなぁ・・・しろ・くろだっけ?」 Y「ばか、…

カトレア

♬ カトレアのように派手な人 鈴蘭のように愛らしく また忘れな草の花に似て 気弱でさみしい眼をした子・・・・ 街に花咲く乙女たちよ・・・♪ (「花咲く乙女たち」歌:舟木一夫 作詞:西條八十 作曲:遠藤実) 昭和54年ごろのYの部屋で、コーヒーをのんで…

ジグソーパズル

昭和55年頃のこと。 Yの家へゆくと、机の上にいっぱい紙片を広げてうんうん唸っている。 私「おい、何してんの?」 Y「おう、のりも。また、油売りにきたのか?ちゃんと勉強しろよ・・・大学はじまってんだろ?」 私「何言ってんだよ・・もぅ・・・で、お…

ほっちっち

♬ ほっちっち かもてなや~ かもたら とことん かもてんかぁ~ お前の子にして 孫にしてぇ~・・・・♪ (『ほっちっちかもてなや~』わらべ歌大阪版) 昭和54年ごろのこと、Yの部屋で話をしていると、小学生の女の子であろう、 かわいらしい声で口喧嘩しな…

十日戎

昭和53年ころのこと。大学地下食堂でハチヤ君と。 ハ「のりもさん、今日は『とおかえびす』ですよ。行かれます?」 私「え?行かないよ。俺は商売人じゃないもの。おやじが居たころは、連れて行ってもらったこともあったけどさ」 ハ「別に商売をしてるかど…

精進

昭和53年の正月明け。 ハチヤ君たちと、久しぶりに大学地下食堂で昼ごはんをとっていた。 ハ「のりもさん、いいお正月でしたか?」 私「まぁまぁだね。だけどレポート書きで家から出れなかったから、運動不足でね」 ハ「そうでしょうね。食べて寝てレポー…

きょう?

昭和58年ころのこと。 久しぶりに大学のロビーで、大学教員をめざしている同期で刑事法専攻のOと出会った。 私「おぅ、久しぶりだなO」 O「おおおぉ、のりも。いつもすれ違いで、めったに会わなくなったもんなぁ」 私「それで、今日はどうした?こんなに早…

七日

昭和54年のこと。Yの部屋でテレビを見ていた。 Y「おい・・・すごいなぁ・・・七連覇だせ・・・」 テレビの画面には、パンチパーマをかけた小さな体のボクサーが両手を上げて勝利のポーズをとっている。 具志堅用高が世界ジュニアフライ級のチャンピトンと…

寒卵

正月6日、たまごかけご飯で朝食をとっていた。 おかずは、まだ残ったおせちと漬物であった。 そのとき、テレビの天気予報で、 『今日は小寒ですが、この時期からの卵を寒卵とよんで・・・』と話していた。 食事がすんで、自分の部屋へ戻り、提出レポートを書…

いちご

♬ いつか君と行った映画がまた来る 授業を抜け出して二人で出かけた・・・・ 就職がきまって髪を切ってきたとき もう若くないさと 君に言い訳したね・・・・♪ (『いちご白書をもう一度』歌:バンバン 作詞・作曲:荒井由実) Yの部屋で。ラジオから、この曲…

鏡開き

昭和54年ころの正月。Yの家へ出かけた。 私「おぉ~ぃ、居るかぁ。明けましておめでとう」 Y「おお、のりもぉ。おめでとぉ・・・今年初めて会うなぁ。元気かぁ」 私「何言ってんだよ。五日ほど前に会ったばかりじゃないか」 Y「それでも、去年だろ?」 私…

新年会

♬ ああ 私のハートは ストップモーション あなたに出逢った まぶしさに ああ 私のハートは ストップモーション・・・・♪ (『わたしのハートはストップモーション』 歌:桑江智子 作詞:竜真知子 作曲:戸倉俊一) 毎年正月3日に、大阪キタで待ち合わせをし…

初夢

♬ 探しものは何ですか? 見つけにくいものですか? カバンの中も つくえの中も 探したけれど見つからないのに・・・・ 夢の中へ 夢の中へ 行ってみたいと思いませんか? (ハハッハー・・・ハハッハァー・・・)・・・・・♪ (『夢の中へ』作詞・作曲:井上…