norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

百合の名

 ある日の午後。ハチヤ君と。

ハ「のりもさん、この前の百合の話しの続きを・・・」

私「ははは、もういいよ、調べたから」

 

ハ「えぇぇ・・・そんなぁ・・・」

私「百合って、根っこの部分が食用になるんだってね。いわゆる『ユリネ』じゃない。あのユリネっていうのは、小さくばらばらになるから、それがたくさんあるというので百もあって、その小さなのが合わさっているから、百合って書くんだってね」

 

ハ「え!知らなかった、そんな説があるんですね」

私「え?ハチヤ君が師匠から聞いたのはそうじゃないのか?」

 

ハ「もぉぉ・・・なんでもウチの師匠からの受売りじゃないですよぉ。今回は自分で調べたんだから」

私「ははは。すまんすまん。それでどういう説?」

 

ハ「なんでもね、ユリの根っていうのは漢方薬の世界では『びゃくごう』って呼ばれて、百合って書くんですって。これが沈静作用があるんで、薬の元だそうですよ。その呼び方に由来しているっていうんですよ」

私「うん、漢方薬起源説かぁ」

 

ハ「いずれにしても、理由が確定しないのは『百合の花』らしいですよねぇ」

私「うん?」

 

ハ「ゆらゆら揺れて、まさに 『ゆり~』なんてね」

 

      うつむいて何を思案の百合の花(正岡子規