norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

2024-01-01から1年間の記事一覧

絶叫歌

♬ 果てしない大空と 広い大地のその中で・・・ 歩き出そう明日の日に 振り返るにはまだ若い・・・ こごえた両手に 息をふきかけて しばれた体をあたためて・・・・♪ (『大空と大地の中で』作詞・作曲:松山千春) 昭和60年頃、大学地下食堂でハチヤ君たち…

初仕事

昭和60年頃の夕。大学の研究室に行くと、Nがみんなと話していた。 N「おぉ、のりもぉ。めずらしいなぁ、スーツにネクタイなんか締めて。どうしたんだよ。何かあったのか?」 私「言ってたろ。今日からK大での講義だよ」 N「お!大学非常勤としての初講義か…

ミンチカツ

昭和60年頃、大学地下食堂で、O中君、ハチヤ君と食事していた。 私「なぁ・・・これミンチカツっていうだろ?この語源ってなんだろ?」 ハ「え?昔から おおさかじゃぁミンチカツ、東京じゃぁメンチカツ って言うぐらいしか知りませんねぇ・・・なんでだろ…

デザイアー

♬ Get up get up get up Burning love やり切れない程 退屈な時があるわ あなたと居ても しゃべるぐらいなら 踊っていたいの 今は・・・・・ まっさかさまに堕ちてdesire 炎のように燃えてdesire・・・ Get up get up get up Burning heart・・・・♪ (DESIR…

紅白まんじゅう

大学仲間での飲み会は続いていた。 N「ところでさぁ、のりも。俺たちのこどもの頃って、小学校の入学式で紅白まんじゅうをもらったろ?」 私「ああ、そんなことあったなぁ」 ハ「あれって、どういうことか知ってます?」 N「え?赤白でおめでたいからじゃな…

追試?

昭和61年ごろの4月のこと。 大学仲間のN・O中・ハチヤ、民事法専攻でNの後輩Y君とわたし5人が、ビアホールで話しをしていた。 N「いよいよ、新学期が始まるなぁ・・・おい、のりも。学校の仕事はどうだ?」 私「ああ・・・まぁ・・・予習が大変だよ。専門…

りんごの花

♬ リンゴの花びらが 風に散ったよな 月夜に月夜に そっと え~~~~・・・・・風に散ったよな あ~~~~・・・・・♪ (『リンゴ追分』作詞:小沢不二夫 作曲:米山正夫) 昭和61年ごろ、部屋で本を読んでいると、ラジオからこの曲が流れてきた。 アナウ…

召しませ花を

♬ 青い芽をふく 柳の辻に 花を召しませ 召しませ花を どこか寂しい 愁いをふくむ・・・・♪ (『東京の花売娘』歌:岡晴夫 作詞:佐々詩生 作曲:上原げんと) 昭和62年ごろ。F先生と、ある大学の正門をくぐったとき、強い風が吹いて、満開の桜からの桜ふぶ…

わたぬき

昭和61年ごろのこと。ある学校の入学式に参列することになり、国文学者F先生と控室で話していた。 私「あぁ・・・新学期がはじまりますねぇ・・・体育館は寒いでしょうねぇ・・・」 F「あれ?のりも君、厚手のシャツやズボン下を履いてこなかったの?もう…

ひとくぎり

♬ Love is over 悲しいけれど 終わりにしよう きりがないから・・・・ ただひとつだけ あなたのため Love is over 若いあやまちと 笑って言える 時がくるから・・・・ きっと最後の恋だと思うから・・・・ Love is over・・・♪ (『ラブ・イズ・オーヴァー』…

ゴッドファーザー

♬ 広い世界の片隅に やがて二人の朝が来る あふれる光が・・・ 愛する心にことばはいらない どうぞどこにも行かないで・・・ 両手をのばして そっと二人でそだてよう・・・♪ (『ゴッドファーザー~愛のテーマ』作詞:Larry Kusik 作曲:Nino Rota 訳詞:千…

溶け出す

昭和55年頃、大学地下食堂でハチヤ君と話していた。 ハ「のりもさん、この前 僕、研究室のひとたちと、 薬師寺に春の遠足にいったんですよぉ」 私「え?あの・・・凍れる音楽っていうやつ?」 ハ「あれ?のりもさんでも知ってるんですね」 私「もぉ・・・…

普通

♬ ・・・・めだかの兄弟が 川の中 大きくなったら 何になる 大きくなったらコイになる 大きくなったらくじらに・・・ スイスイ スイスイ・・・・ だけど大きくなっても めだかはめだか スイスイ・・・♪ (『めだかの兄弟』歌:わらべ 作詞:荒木とよひさ 作…

じんちょうげ

昭和60年頃、夕方になって国文学者のF先生と帰宅中に、フワァ~とよい匂いが鼻をくすぐる。 私「先生・・・いい匂いがしますね・・・沈丁花・・・」 F「『春されば まず三枝(さきくさ)の 幸(さき)くあらば 後にも逢わむ な恋そ我妹』」 私「え?」 F「…

英雄

昭和54年頃、Yの家に遊びに行くと、Yが部屋でFMラジオから流れるクラッシック音楽を聴いている。 私「おい、なんだまたクラッシックかよ」 Y「おぅ、のりも。また油売りに来たのか?」 私「もぉ、何言ってんだよ。寂しいだろと思って相手しに来てやったん…

義経八艘飛び

♯ 潮のながれが急なため、いったんエンジンを止めて再度出発いたします・・・ もうしばらくお待ちください・・・ スピーカーから高速艇の乗客に対して、案内があった。 船の窓からは川の濁流かと思われるほどのうねりが見えた。 やがて、エンジンがウンウン…

埋れ木

昭和54年頃、大学の地下食堂でハチヤ君と話していた。 私「ちょっとあったかくなったと思ったら、また寒くなるなぁ・・・」 ハ「そうですよね。ところでね、 今日が『桜田門外の変』が起こった日だってこと知ってます?」 私「え?あの井伊直弼が江戸城外…

一粒万倍日

♬ もう 終わりだね 君が小さくみえる・・・ さよなら さよなら さよなら もうすぐ外は白い冬 愛したのは君だけ そのままの君だけ・・・♪ (『さよなら』オフコース 作詞・作曲:小田和正) 昭和55年ごろの春、大学のコピー室へゆくと、後輩のハチヤ君が鼻…

北窓

♬ 北の街ではもう 悲しみを暖炉で 燃やし始めてるらしい・・・ ・・・の春は 何もない春です・・・・♪ (『襟裳岬』作詞:岡本おさみ 作曲:吉田拓郎) 昭和53年のわが大学の大部屋研究室で。 A「おーい、ぼたもち買ってきたから、みんなで食べようぜ」 B…

ランナウェイ

♬ ランナウェイ(ランナウェイ) とてもすきさ(とてもすきさ) 連れて(ウー) 行ってあげるよ(ワウワウワウ) 二人だけの遠い世界へ お前を抱いてランナウェイ・・・・♪ (作詞:湯川れい子 作曲:井上忠雄) 昭和56年3月Yの部屋で、ラジオから低音の…

甘雨

昭和54年ごろのこと。東洋法制史専攻のハチヤ君と大学の地下食堂で。 私「うん・・・せっかく桜が咲いているのに、雨がふってるよ」 ハ「まぁ・・・春雨ですからねぇ・・・ そんなに強く降ってないし、これくらいならいいじゃないですか」 私「でもなぁ・…

イエスタデーワンスモア

♬ When I was young I’d listen to the radio Waitin’ for my favorite song When they played I’d sing along,it made me smile・・・・ Every sha-la-la-la Every wo-o-wo,still shine・・・・・・・・・ It can really make cry, just like before It’s y…

冬の雨?

♬ 雨音に気づいて 遅く起きた朝は まだベッドの中で 半分ねむりたい・・・・ 過ぎてゆくきのうを 物語にかえる・・・♪ (『12月の雨』作詞・作曲 荒井由実) 3月のある日、大学の地下食堂でハチヤ君と昼ごはんをとっていた。 ハ「今朝は雨がふってました…

ばら寿司とちらし寿司

昭和53年のこと。Yの部屋で話しをしていた。 Y「おい、のりも。昼めし食ってきたのか?」 私「ああ、済ませたよ。きのうの『ばら寿司』が残ってたからさ」 Y「お、ばら寿司かぁ・・・いいなぁ」 私「はは・・・春だもんなぁ。おふくろにしたら簡単でいいん…

十六日団子

ある大学の研究室で国文学者のU先生とお茶を飲みながら。 U「ああぁ・・・今日も一日おわりですねぇ・・・」 私「お疲れ様でした。先生はそろそろ畑仕事を始められるんですか?」 U「いやぁ・・・それより、君の言ったことで思いだしました。 今日はじゅうろ…

春雷

昭和60年ころ、ある大学の研究室で国文学者のU先生と雑談していたとき、 遠くで雷が鳴った。U先生がにこっと笑って、 U「 『春雷の大轟のただ一度』 」 私「え?」 U「知らない?星野立子さんの俳句。僕ね、好きなんですよこの句。 春の雷をぴったりと言い…

春と円周率

♬ 春の小川は さらさらいくよ 岸のすみれやれんげの花に すがたやさしく 色うつくしく 咲けよ咲けよと ささやきながら・・・♪ (『春の小川』作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一) Yの部屋にいると、ラジオからこの曲が流れて来た。 Y「おぉぉ・・・この時期の定…

お水取り

昭和54年ごろのこと。大学地下食堂でハチヤ君との話し。 ハ「あったかくなってきましたね。のりもさん。 『お水取りが終わるとあったかくなる』 っていうのは本当ですねぇ」 私「ああ・・・おふくろがよく言ってるよ。 そういやぁ、昨日のテレビで松明の行…

桃と桜

ある大学の講師控室で国文学者のF先生と話していた。 ハチヤ君との桃色吐息バナシをしていたときのこと。 F「ははは・・・春のこぼれ花はよかったなぁ。ロマンチストですねぇ」 私「そうなんでしょうねぇ」 F「ところで、のりも君。和歌では梅と桃と桜ってど…

桃色吐息

♬ 咲かせて 咲かせて 桃色吐息 あなたに抱かれて こぼれる華になる 海の色に染まる ギリシャのワイン・・・ 咲かせて 咲かせて 桃色吐息 きれいといわれる 時は短かすぎて・・・・・♪ (『桃色吐息』歌:高橋真梨子 作詞:康珍化 作曲:佐藤隆) 昭和60年…