norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

普通

  ♬ ・・・・めだかの兄弟が 川の中 大きくなったら 何になる 

    大きくなったらコイになる 大きくなったらくじらに・・・

            スイスイ スイスイ・・・・

          だけど大きくなっても めだかはめだか スイスイ・・・♪

     (『めだかの兄弟』歌:わらべ 作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし

 

 昭和58年頃、大学地下食堂でハチヤ君とコーヒーを飲んでいた。

ハチヤ君がこの歌を口ずさんで。

 

ハ「ねぇのりもさん。このうたかわいらしくていいと思いません?」

私「うん?テレビの番組で女の娘三人で歌ってるやつだろ?」

 

ハ「ええ。去年から人気になってて、レコード化したっていう話しですよ」

私「へえぇ~~~。まぁ かわいらしい歌詞だよなぁ。

    普通に生まれてそのまま普通にそだって、

    大きくなってもその性質がかわらないっていうことだろ?」

 

ハ「そうですよねぇ・・・当たり前のことを当たり前に歌詞にして、

     ホワァ~ンとした曲に乗せて、

   かわいらしい女の娘、三人でうたってるんだから、   

                 共感をよぶんですよねぇ・・・

    あ そうだ。のりもさん、当たり前ってどういうことか知ってます?」

 

私「え?当り前って当然ってことだろ?」

 

ハ「そうそう、当然っていうのは、漢語で『當(まさ)に然るべき』なんですよね。

  その語が日本に来て、然の字が前に置き換えられて『あたりまえ』

                    って読むようになったんですって」

 

私「そうか・・・然も前も『ぜん』って読むもんなぁ・・・」

 

ハ「♪ だけど文字がかわっても~ ふつうは ふつうぅ~~~ピンポ~ン」

 

私「・・・・・・・」

 

                               水底に魚の影さす春日哉(子規)