♬ 果てしない大空と 広い大地のその中で・・・
歩き出そう明日の日に 振り返るにはまだ若い・・・
こごえた両手に 息をふきかけて しばれた体をあたためて・・・・♪
(『大空と大地の中で』作詞・作曲:松山千春)
昭和60年頃、大学地下食堂でハチヤ君たちと食事をしていた。
ハ「ねぇ、のりもさん、昨日のヒットスタジオ見ました?」
私「え?見てないけどどうしたの?」
ハ「きのうね、松山千春が出て『大空と大地の中で』をうたったんですよ。
よかったなぁ・・・・」
私「♪大空とぉ~~~ はてしない~~~ って歌う、あの絶叫歌?」
ハ「もぉぉぉ~~~。 ♪ はてしぃない~~~おおぞらと~ で、
歌詞がまちがってるでしょ。
それに、ただの絶叫歌じゃありませんよ」
私「はは・・・」
ハ「僕はね、あの歌、
五七調のくずれ五言絶句としての、現代詩だと思ってるんですよ」
私「え?」
ハ「歌詞が五五七・・・・って並んでるでしょ。
それが現代語で表現されてるんですよね。
漢詩でいえば五言絶句じゃないですかぁ・・・
それにフォークソングなんだから、まさに現代詩でしょ
現代版逍遥歌かもしれないなぁ・・・・
歌詞から北海道のひろぉ~いおおきな大地が目にうかぶんですよねぇ・・・
いいなぁ・・・
♪ いつの日か~しあわせぇぉ~
じぶんの腕でつかむよぉ~~~・・・・」
私「・・・・・・」
人あゆむ大地の冷えやはなぐもり (飯田蛇笏)