♬ 広い世界の片隅に やがて二人の朝が来る
あふれる光が・・・
愛する心にことばはいらない どうぞどこにも行かないで・・・
両手をのばして そっと二人でそだてよう・・・♪
(『ゴッドファーザー~愛のテーマ』作詞:Larry Kusik 作曲:Nino Rota
訳詞:千家和也)
大学の地下食堂にて同期で労働法専攻のNやハチヤ君と話していた。
私「なぁ・・・きのうさぁ、
ビデオでマーロンブランドの『ゴッドファーザー』見てたんだけど、
あれいいなぁ・・・そう思わないか?」
N「え?あれってマフィアものだろ?ちょっと反社会的ぽくないかぁ・・・」
ハ「♪ ららら らららら ららららら~~~~っていうテーマ曲に惹かれたんでしょ、
のりもさん」
私「ははは・・・それもあるけど、
あの最初の長女の結婚式でゴッドファーザーが花嫁さんと踊るときのシーンって
何か悲しそうでゴージャスですごくいいんだよなぁ・・・。
それにマーロンブランド自体が渋くてさ。
すごく迫力があっていいんだよなぁ・・・」
N「お前、映像とストーリーばっかり追ってんだろ。
あの映画はさ、ある意味アメリカの移民問題を象徴的に取り扱ってんだぜ。
問題意識のないやつだなぁ・・・」
私「え?そうなのか?」
N「そうだよ。時代は1940年ごろから始まってるだろ?
イタリア移民である主人公のマーロンブランドが
マフィアのボスとして君臨してるっていうのは、
まさにアメリカの病理現象をあらわしてんだよ」
私「へぇぇ~~、よく知ってんなぁ」
N「アメリカ労働法をやってるとな、移民法ってのは必須なんだよ」
私「え?それじゃ、アメリカ労働法ではマーロンブランドが出て来るのか?」
N「ばか、でてこねぇよ!」
ハ「そりゃそうですよ。マフィアってのは裏の仕事なんで、表には出ないでしょ」
私・N「・・・・???・・・・・・」
ちらちらと花簪の春日かな(子規)