norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

冬のリヴィエラ

 ♬ あいつによろしく伝えてくれよ 今ならホテルで寝ているはずさ・・・

     アメリカの貨物船が 桟橋でまっているよ 

   冬のリヴィエラ男ってやつは 港を出てゆく船のようだね 

             哀しければ哀しいほど 黙りこむもんだね・・・・・♪

       (「冬のリヴィエラ」歌:森進一 作詞:松本隆 作曲:大瀧詠一

 

 昭和58年の1月、部屋でレポートを書いていた時のこと、ラジオからこの歌が流れてきた。

 ふしぎな違和感が。

     演歌だろ・・・これ・・・ちがうのか・・・

            歌手と曲がなぁ・・・なにか変だなぁ・・・・

 

ラジオDJは、ポップスだと言っている。

 

 ポップスって・・・早速辞書をひらいてみた。

     『ポピュラー・ミュージックの略。西欧のクラッシック音楽でもない、

                              大衆音楽のこと』

 

 演歌『歌謡曲のなかの小唄や民謡など

     日本独自の伝統音楽の要素を多く含んだ歌をいう』

                    のだそうである・・・・

 

 あぁ・・・・大学時代、悪友のKと話したことがある。

 Kは演歌っていうのは、どちらかというと暗くて、酒・女・涙が定番で、

   うなる・こぶしを回す、曲に短調を多用するのが特徴

        と言っていたのが思いだされた。

 

 多くの演歌歌手の、曲と歌い方は、典型だろうなぁとつぶやいていたものである。

  よく対比に荒井由実などを出していたっけ・・・

 

 うん、演歌イコール 『ザ・にっぽん』 だよなぁ・・・

  そりゃ リヴィエラなんだからイタリアだし、アメリカ船もあるから

   これはポップスかぁ・・・・

 

・・・・ そういうことじゃないだろが もぉ・・・・とKの声がきこえる・・・・

 

       北冥く漁港彎りてつばき咲く (飯田蛇笏)