♬ カトレアのように派手な人 鈴蘭のように愛らしく
また忘れな草の花に似て 気弱でさみしい眼をした子・・・・
街に花咲く乙女たちよ・・・♪
(「花咲く乙女たち」歌:舟木一夫 作詞:西條八十 作曲:遠藤実)
昭和54年ごろのYの部屋で、コーヒーをのんでいると、ラジオからこの曲がながれてきた。
私「なつかしいなぁ・・・舟木一夫だぜ、これ。まさに、青春歌謡ってかんじがするよなぁ・・・・」
Y「ははは・・・お前はもう、こうした青春時代は終わったってところか」
私「うるせぇ。ところでさ、ここのカトレアってお前、見たことある?どんな花だろ?」
Y「うん?よく聞くけどなぁ・・・調べてみるかぁ・・・カトレア・・カトレアっと・・・
『中南米原産のラン科の植物で・・・美しい花を咲かせて、洋ランの女王と呼ばれる』
ってさ。
秋咲と冬咲があるって書いてあるから、冬のいまごろが最盛期なんだろうなぁ」
私「へえぇぇ~~~なるほどな。蘭の花だから派手なのはわかるなぁ・・・
それで花はどんな色?」
Y「えっと・・・白かピンクの華麗で大きな花だってさ・・・この写真をみろよ」
私「あ~ 豪華できれいな・・・・まさに・・観賞用だなぁ・・・」
Y「ああ、俺たちにはまったく無縁だよ」
私「・・・・うん・・・・・」
カトレアの花ふさわしきたたづまひ(長谷川櫂)