2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧
♬ 知らず知らず 歩いてきた 細く長いこの道 振り返れば 遥か遠く 故郷が見える でこぼこ道や 曲がりくねった道・・・・ああ川の流れのように・・・♪ (『川のながれのように』美空ひばり 作詞:秋元康 作曲:見岳章) ある大学の講師控室で国文学者のF先生と…
♬ 箱根の山は天下の険 函谷関も物ならず 万丈の山千仞の谷 前に聳え 後に支う 雲は山をめぐり 霧は谷をとざす 昼猶闇き 杉の並木・・・♪ (『箱根八里』作詞:鳥居忱 作曲:瀧廉太郎) 大学地下食堂へ向かう雨の石段を、東洋法制史専攻のハチヤ君と降りてい…
♬ もしもあなたに 遭えずにいたら わたしは何をしてたでしょうか・・・・ 時のながれに身をまかせ あなたの色に染められ・・・ いまはあなたしか・・・♪ (『時の流れに身をまかせ』テレサ・テン 作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし) 昭和61年の夕方。 …
大学地下食堂へ向かう石段を歴史好きのハチヤ君と降りていた。 ハ「あ・・・あやめ が 咲いてますね」 私「いずれ あやめかかきつばた・・・・」 ハ「あれまぁ・・・きどっちゃってる」 私「はは・・・おなかすいた。早く行こうよ」 食事を終えたテーブルで…
昭和60年ごろのこと。駅で出会った国文学者のF先生と大学へ向かっていた。 私「あちこちに、くちなしの花が咲き始めてますね、先生」 F「おや・・・知るってますねぇ・・くちなしは分かるみたいだね」 私「はは・・・大学生のとき、同期にこの花がくちな…
大学の地下食堂で、コーヒーを飲みながらハチヤ君と話していた。 ハ「のりもさん 今日は『法隆寺秘仏開帳』があった日なのを知ってます?」 私「え?ひぶつ・・・???」 ハ「ええ。ヒント。フェノロサ」 私「・・・日本史でならったなぁ・・・えっと・・・…
♬ I can’t stop The Loneliness こらえ切れず 悲しみがとまらない・・・♪ (『悲しみがとまらない』杏里 作詞:康珍化 作曲:林哲司) 梅雨時の雨あがりの夜、久しぶりにYの家に。 私「お~い、居るかぁ?」 Y「おお、のりも」 私「うん?相変わらず、酒飲ん…
♬ まさかり かついで きんたろう・・・・ あしがらやまの やまおくで・・・ ハッケヨイヨイ ノコッタ ハッケヨイヨイ ノコッタ・・・♪ (「きんたろう」童謡・唱歌 作詞:石原和三郎 作曲:田村虎蔵) 昭和60年ごろ、文学者のF先生と昼ごはんを食べるため…
昭和63年ごろのこと、ある大学の喫茶食堂で、経済学専攻のJ先生やY先生が 話しをしておられた。 Y「Jさん。えらい景気のいいことになってきたねぇ。 日経平均が2万6千円を超えたってニュースになってたね。 証券取引が専門のあなたとしては、大変でしょ…
♬ Somewhre over the rainbow way up hight There’s a land that heard of once in a lullaby・・・・ If happy bluebirds fly・・・・♪ (OVER THE RAINBOW, 作詞 HABER GEY, 作曲 ARLEN HAROLD) 大学の坂道をしゃれ者Oと下って地下食堂へ向かっていた。 O…
♬・・・トッチン チンドンヤァ~~~・・・ ミカンのようでミカンでなぁい ダイダイのよぉ~でダイダイでなぃ それわ何かとぉたずねたら ァ きんかん きんかん・・・・♪ (落語『竹豊屋』より) ラジオで落語を聴いていた。東京の名人落語家が、義太夫節をう…
♬ バラが咲いた バラが咲いた まっかなバラが 淋しかった 僕の庭に バラが咲いた・・・・・♪ (『バラが咲いた』マイク真木 作詞・作曲:浜口庫之助) Yの部屋でコーヒーを飲みながら話していた。 Y「♪フンフフ フッフン フンフフ フッフン・・・・まっかな…
大学地下食堂で刑事法専攻のOとおしゃべりをしていた。 O「ところでさ、のりも。百日天下って覚えてる?」 私「え?三日天下だろ?」 O「お前のいってるのは、日本史の話しだろ。 俺のは、『ワーテルローの戦い』で負けたナポレオンが セントヘレナに流され…
ある大学の研究室に、国文学者F先生が飛びこんできた。 タオルで体を拭きながら、ソファに座って話始める。 F「ああぁ・・・ひどい目に遭った。駅から来る途中で大雨が降ってきましたよ。 傘が役に立たないくらいでしたね」 私「あれまぁ・・・大変でしたね…
昭和59年6月16日の土曜夜、テレビをみていると、 画面がまっくらで、ドリフターズのメンバーの声だけがしている・・・・ やがて ♯ はちじ9分半おくれだよ!! ぜんいん集ごぉー!!! とのこえが流れて、番組が始まった。 大ハプニングであった。大人…
♬ むかし むかし うらしまは たすけた亀に つれられて 竜宮城にきてみれば・・・・♪ (童謡『浦島太郎』作詞・作曲:不明) 大学の坂道を後輩で東洋法制史専攻のハチヤ君と下っていた。 ハ「ね、のりもさん。今日は空海生誕の日なんですよ。知ってます?」 …
♬ Listen to the rhythm of the falling rain Telling me just what a fool I’ve been I wish that it would go and let me cry in vain And let me be alone again・・・・・♪ (雨音に耳をすませば 自分の愚かさに気付く 寂しく泣かせてくれたらいいのに …
♬ 松風騒ぐ丘の上 古城よひとり 何偲ぶ・・・ ああ 仰げばわびし 天守閣・・・・♪ (『古城』三橋美智也 作詞:高橋掬太郎 作曲:細川潤一) Yの部屋で話していると、ラジオからDJが、今日は江戸のはじめに、 一国一城令が出た日です。それを記念して、古城…
ある大学の研究室で、国文学者のF先生とお茶を飲んで話していた。 F「さて、今日は入梅ですねぇ・・・」 私「え?天気予報では、おととい梅雨入りだって言ってましたよ?」 F「あぁ・・・のりも君の言ってるのは、自然現象で天気の入梅でしょ。 私が言ってる…
大学の地下食堂で、ハチヤ君と話していた。 私「あぁぁ。暑い・・・梅雨に入ったらしいよ・・・うっとぉしいなぁ」 ハ「はは・・・天気予報でもそう言ってましたもんね。 そうだ、のりもさんの好きな、落語にちなんだ、あかるい話をしましょうか? 質問。今…
♬ 街角で偶然に出会った とてもとても遠い日 ほんの少し首をかしげて 微笑む癖覚えていました・・・・・時がすべて流すなんて 誰が言ったのですか・・・・♪ (『時』作詞:塚原将 作曲:小椋佳) 大学の地下食堂へ向かって、ハチヤ君と坂道を下っていた。 私…
むしむしと暑くなってきたある日の夕方。 Yの部屋で話していると、テレビの天気予報で、 『今日はたまごの日です。なぜかといえば卵という字は6と9をあわせると、卵という字を崩したかたちになるためで・・・』 とアナウンサーが言っている。 Y「へぇぇ~…
大学の坂道を昼休みに、刑事法専攻のしゃれ者Oと登っていた。 O「うぅぅ~ひるめし食ったあとの、この坂道はいつもながらつらいよなぁ・・・」 私「ははは、いいかげんに慣れろよ。もう何年も通ってんだから」 O「そんな無理いうなよ。年々、歳を重ねるんだ…
♬ 呼吸をとめて1秒 あなた真剣な目をしたから・・・ すれちがいや 回り道を あと何回すぎたら・・・・ お願い タッチ タッチ・・・・♪ (『タッチ』岩崎良美 作詞:康珍化 作曲:芹澤廣明) 昭和61年の夜、Yとテレビの野球中継を見ていた。 Y「おぉ・・・…
6月のある日、研究室で刑事法専攻のOとしゃべっていた。 私「六月かぁ・・・そろそろ梅雨だなぁ・・・」 O「ああ・・・蒸し暑くていやだな。あ、そうだ欧米じゃぁ6の数字がよく、縁起が悪いっていわれるの知ってる?」 私「え?そうなのか、なんで?」 O「…
ある大学での講師控室で、国文学者F先生との話し。 F「のりもくん?あなたのおうちでは、梅干しを漬けますか?」 私「え?いえ。小さいころはおふくろがよく造っていましたけど・・・・・」 F「そうですかぁ・・・・・近頃は家で梅干しなんて造るところはす…
大学の研究室で、東洋法制史専攻のハチヤ君と話していた。 ハ「のりもさん、王義之って知ってます?」 私「え?おうぎし?扇をつくるひと?」 ハ「ちがいますよ、もぉ・・・書の王義之ですよ」 私「ああ、高校でならったなぁ・・・たしか・・・ 書聖とかいわ…
大学の研究室にゆくと、後輩のハチヤ君が大きなテーブルでコピーを整理していた。 ハ「♪ フフフ フゥン・・・あめ あめ あじさいの あめにぃ~(『あじさいの雨』渡哲也 作詞:水木かおる 作曲:遠藤実)」 私「お、季節うたかい?調子がよさそうだね」 ハ「…
♬ 淋しげな雨に濡れた君の 唇がわすれられなくて 別れても私は信じたい いつの日かあなたに愛される 愛の奇跡・・・♪ (『愛の奇跡』ヒデとロザンナ 作詞:中村小太郎 作曲:田辺信一) 6月のある夜、Yの部屋で話していると、ラジオからデュエット曲が流れ…
♬ トムとジェリー なかよくけんかしな トムトムトムニャーゴ ジェリージェリー ジェリーチュウ・・・・♪ (『トムとジェリー』梅木マリ 作詞・作曲:三木鶏郎) 夕方、Yの部屋に居た。テレビを見て笑っている。 Y「ははは・・・いつ見ても、このアニメおもし…