norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

卵の日

 むしむしと暑くなってきたある日の夕方。

Yの部屋で話していると、テレビの天気予報で、

『今日はたまごの日です。なぜかといえば卵という字は6と9をあわせると、卵という字を崩したかたちになるためで・・・』

                    とアナウンサーが言っている。

 

Y「へぇぇ~~~なるほど、なんでも考えるもんだねぇ・・・」

私「はは・・・記念日なんて、なんとでも考えられるもんな。『考えた者勝ち』だよ」

 

Y「考えた者勝ちってことで思いだしたけどさ、『丼物』ってよく出来てるって思わないか?」

 

私「どんぶりものって・・昼飯なんかの・・・かつ丼とか天丼のことか?」

 

Y「ほかに何かあるかよ。決まってんじゃないか」

 

私「おおさかの繁華街 『とんぼり』!」

 

Y「ばか。あれは『どうとんぼり』だろ!しかも、どう発音したら『どんぶり』になるんだよ!まったく」

 

私「ははは・・・それでその丼物がどうしたんだよ」

 

Y「いやな、近頃は丼っていろんな種類のものが出てきてさ。ステーキを載せたステーキ丼とかギョウザをのっけたギョウザ丼とかな。まぁ、考えられるありとあらゆる食べ物をのっけた丼もんがあらわれてきてるんだよな」

 

私「あぁ。まあ作るのに簡単だし、食べやすいもんなぁ。ひとの好みによってつくることができるからなぁ・・・需要と供給の関係『卵が先か鶏が先か』だよなぁ」

 

Y「え?そりゃ鶏が先だろ。そうでなきゃ親子丼にならないだろうが」

 

私「・・・・・・・」

 

      なにげなく卵を割るや夏景色(中尾寿美子)