♬ Listen to the rhythm of the falling rain
Telling me just what a fool I’ve been
I wish that it would go and let me cry in vain
And let me be alone again・・・・・♪
(雨音に耳をすませば
自分の愚かさに気付く
寂しく泣かせてくれたらいいのに
独りぼっちにしてくれよ
[oldies fan, Rhythm Of the Rainの『歌詞と和訳』 より])
(『Rhythm of the Rain』ザ・カスケーズ 作詞・作曲:John Claude Gummoe)
ある日、Yの部屋にいくと音楽テープを流しながらあゆ釣り竿の手入れをしている。
Y「♪リッスン ッゥ ザ リズㇺ ノブザ フォリン レィン・・・
フフフンフン・・・」
私「お・・良い調子だなぁ・・・どうしたんだよ」
Y「おぅ、のりも。また油売りか?」
私「まったく・・・そんなことばっかり言いやがって」
Y「はは・・・まぁ座れ。だけど、この曲、いいだろ。おれ、好きなんだよな。
何か今の時期にぴったりくるんだよなぁ」
私「え?失恋でもしたのか?」
Y「しないよ。何いってんだよ」
私「あのな、この歌の歌詞って
好きになった娘が引っ越していなくなったのを、
なげいているっていうスチエーションなんだぜ。
だから日本訳の曲名は『悲しき雨音』だろ」
Y「え?」
私「大学の同期で英語が好きな奴がいてな。
この歌の歌詞をいちど訳してくれたことがあるんだよ。・・・
えっと・・・ほら・・ここの歌詞・・・
The only girl I care about has gone away Looking for a brand new start
ぼくの好きだったただ一人の女の子が新し人生を求めて旅立った
ってなってるだろ?」
Y「うん・・・ちょっとさびしい歌だとは思ってたんだけどな。
だけどまぁ、いいじゃないか。雨になぐさめられてんだろ?」
私「まぁ・・・雨音に心を寄せて失恋の思いを告げてるってことでは、
慰めかなぁ・・・」
Y「♪ リッスン ッゥ ザ リズㇺ ノブザ フォリン レィン か・・・」
私「・・・・・・・」
大雨の中に四五人田植かな(子規)