norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧

7月の風呂屋

♬ さよならと 書いた手紙 テーブルの上に置いたよ あなたの眠る顔みて 黙って外へ飛びだした・・・ 冷たい風に吹かれて・・・ 悪いのは僕のほうさ 君じゃない・・・・♪ (『さらば恋人』堺正章 作詞:北山修 作曲:筒美京平) むんむんとした熱気が残る夕方…

菩提樹って甘い?

♬ Am Brunnen vor dem Tore Da steht ein Lindenbaum In träumt’ in seinem Schatten So manchen süßen Traum・・・・♪ (Franz Peter Schubert,Lindenbaum) 夜にYの部屋に居ると、ラジオからこの歌が流れてきた。 Y「おい、これ菩提樹だよな?」 私「ああ…

よしだ けんこう

昭和55年頃、大学の研究室で、しゃれ者で刑事法専攻のOとおしゃべりをしていた。 私「たまらん・・・窓を開けてても暑いなぁ・・・・」 O「『家の造りやうは夏を旨とすべし。冬は如何なるところにも住まる』ってね」 私「え?なんだよそれ?」 O「吉田兼好…

なでしこ

♬ 渚のはいから人形 キュートなひっぷにズキンドキン・・・・ あっち向いてて ダメよのぞいちゃ・・・ だれも足あとつけてない ひと足お先の砂の上・・・♪ (『渚のはいから人魚』作詞:康珍化 作曲:馬飼野康二) 夏休みに入った大学コピー室でハチヤ君と。…

行水

♬かもめの水兵さん ならんだ水兵さん 白い帽子 白いシャツ 白い服 波にチャプチャプ うかんでる・・・・・♪ (『かもめの水兵さん』作詞:武内俊子 作曲:河村光陽) 昭和60年ごろ、ある大学から帰宅中に、国文学者のF先生と話しながら駅に向かっていた。 …

スイカ

昭和55年ごろのこと。Yの部屋でスイカをごちそうになっていた。 Y「どうだ、うまいだろ?」 私「うん・・甘くて最高だなぁ・・・どうしたんだよ?」 Y「ああ。昼間にさ、駅まで本を買いにいったんだよな。 そしたら、露天でスイカを売っててさ、安いし、う…

夏日を越したら何という?

昭和60年ごろの暑い日が続く昼頃、Yの部屋ではなしていると、ラジオから天気予報が流れてきた。 ♯本日もおおさかは、昼前から35度越えの真夏日となりました・・・ 日本で最高気温を記録したのは昭和8年山形で記録された40.8度です・・・ Y「おぉぃ・…

となりのトトロ と 昭和

♬トトロ トトロ トトロ・・・ だれかが こっそり 小路に 木の実うずめて・・・・♪ (『となりのトトロ』作詞:宮崎駿 作曲:久石譲) 昭和の終わりごろ、ハチヤ君と坂道を下っていた。 ハ「♪ととろ ととと ととろ フンふふン・・・」 私「お、アニメ映画かい。…

白紙の答案

ある大学の講師控室に、国文学者のF先生が答案を持って戻って来られた。 F「やれやれ・・・私の科目の前期試験が終わりましたよ。 この採点を終えればやっと夏休みですねぇ・・・」 私「お疲れさまです。何枚くらいあるんですか?」 F「ええっと・・・教養の…

シーズン イン ザ サン

昭和61年ごろのこと。後輩のハチヤ君と大学の坂道をのぼっていた。 私「暑いなぁ・・・セミが鳴き止まないし・・・」 ハ「ははは・・・ ♪すとっぷ ざ しーずんいん ざ さぁ~ん こころうるおしてぇくれぇ~~~ (『シーズンインザサン』TUBE 作詞:亜欄知…

三という数

♬ たとえば私が恋を恋をするなら 四つのお願い聞いて 聞いてほしいの ひとつわがまま許して・・・・♪ (『四つのお願い』ちあきなおみ 作詞:白鳥朝詠 作曲:鈴木淳) 大学地下食堂に向かって、ハチヤ君と坂道を下っていた。 ハ「♪たとえばぁ わたしが フフ…

ムーン・リバー

♬ Moon river, wider than a mile, I’m crossing you in style some day・・・・・・・・・ We’re after the same rain・・ bow end waiting・・・Moon river for me・・・ (Moon River, 作詞:Johnny Mercer 作曲:Henrry Mancini) Yの部屋で話していると…

贈り物

昭和55年頃、刑事法専攻のOとの話し。 私「そろそろ、お中元の時期だよなぁ・・・」 O「うん、おれもお世話になった先生のとこに贈らないとなぁ・・・あ、そうだ。 お前さぁ、贈り物のことをギフト(gift)っていうだろ?あれなんでか知ってる?」 私「え…

四国旅行

昭和63年ごろのこと。まだアルバイトや奨学金で生活していたころの、学生身分の仲間たちと、夏休みの旅行について話していた。 N「なぁ・・・瀬戸大橋が出来たろぅ?あれで四国に行ってみたいんだよなぁ。 おい、みんなで行こうぜ」 私「いいけど・・・車…

東京 大阪

コピー室で、ハチヤ君との話しが続いていた。 私「ところで、何をコピーしてんの?」 ハ「ええ、明治政治史の資料です。あ、そうだ。 明日17日は首都が東京になった日だって知ってます?」 私「え?そうなの」 ハ「ほら、このコピーのここ 『元年七月十七…

看板

大学の事務コピー室にゆくと、先にハチヤ君がコピーを取っている。 ハ「・・・♪ しあわせが すむといぅ~ にじいろのぉみずうみぃ~ フンフフゥンン・・・・ (『虹色の湖』中村晃子 作詞:横井弘 作曲:小川寛興)・・・」 私「あれ?今日もご機嫌だねぇ?」 …

新盆

♬ 去年のあなたの想い出が テープレコーダーからこぼれています あなたのためにお友達も 集まってくれました・・・・ 線香花火がみえますか 空の上から・・・・♪ (『精霊流し』作詞・作曲:さだまさし) 大学地下食堂に向かって、ハチヤ君と坂道を下ってい…

黒船

もうすぐ、夏休みに入る前の試験期間。 大学地下食堂でカップコーヒーをハチヤ君と飲んでいた。 ハ「あぁ・・・おいしい・・・ 『泰平の眠りを覚ます蒸気船たった四杯で夜も寝られず』 なんてね・・・」 私「うん?蒸気船じゃなくって、そこは、安コーヒーだ…

ニューヨーク大停電

昭和52年のこと。大学の研究室でしゃれ者Oとの話し。 O「なぁ・・ニュース聞いたか?ニューヨークで大停電が起こったんだってよ」 私「うん?まさにニュースヨーク知らない、なんてね?」 O「ばか!何くだらないこと言ってんの。 アメリカのニューヨーク…

歴史の発掘

昭和59年ごろのこと、東洋法制史専攻のハチヤ君と。 ハ「ねぇねぇ、のりもさん!! 荒神谷遺跡で銅剣が100本以上発見されたっていうニュース、聞きました?」 私「こうじんだに・・・遺跡???」 ハ「ええ。島根県の出雲市でちょうど1年前に、須恵器…

ラーメン

大学地下食堂で、友人たちとの話し。 A「お、冷やし中華が出たぞ。きょうはあれにしよう」 B「そろそろ、梅雨明けで冷たい食べ物がおいしくなってきたもんなぁ。おれも」 C「おれは、いつもどおり、定食にしとくわ」 B「ところでさぁ。冷やし中華って中華麺…

乙巳の変

大学地下食堂に向かって、ハチヤ君と坂道を下っていた。 ハ「・・・♪ たちばなの かぉるのきばの ふぅンふンふふンふ・・・」 私「また、『夏は来ぬ』かい?」 ハ「はは・・・僕は、この時期の橘ってなにか、 飛鳥時代をおもいだすんですよねぇ・・・ あ そうだ…

カンパネラ その2

Yとの話しは続いていた。 Y「お・・・カンパネラってイタリア語なんだってよ」 私「へぇぇ~~~・・・」 Y「まず、カンパネラって古代ギリシャ語のカパーナって語から発生して、 ラテン語のcampanaになってそれでイタリア語に受け継がれたんだってさ」 私「…

カンパネラ

昭和58年頃のこと。夜にYの家へゆくと、FMラジオから流れるピアノ曲を聴いて、大きな百科事典を開いていた。 私「おい、Y・・何調べてんの?」 Y「おぅのりも・・・この曲のこと・・・」 私「何?」 Y「あ・・・お前はクラッシック音痴だもんな・・・分か…

たなばた

♬ ささの葉さらさら のきばにゆれる お星さまきらきら 金銀砂子・・・♪ (『たなばたさま』作詞:権藤はなよ 補作詞:林柳波 作曲:下総皖一) ハチヤ君と大学坂道を下っていた。ハチヤ君の鼻歌が・・・ ハ「♪・・・ぉほしさま きらきら~ふンふンフンフンン・・…

小暑

ある大学の講師控室に居ると、国文学者のF先生が講義から戻って来られた。 F「あついあつい・・・もうたまりませんねぇ・・・」とネクタイを外された。 私「ご苦労様です。もうそろそろ梅雨明けでしょうね」 F「ふぅぅ~ここのクーラーはよく効いていいです…

あなご

♬ 瀬戸は日暮れて夕波小波 あなたの島へお嫁にゆくの 若いとだれもが 心配するけれど・・・・ 瀬戸は夕焼け明日も晴れる・・・♪ (『瀬戸の花嫁』小柳ルミ子 作詞:山上路夫 作曲:平尾昌晃) 夕方Yの家に行く。 私「おーい、久しぶりに雨があがって夕焼けに…

7月4日のなしの日

大学地下食堂でしゃれ者Oと話していた。 私「今日は4日かぁ・・・早いなぁもうすぐ夏休みだよなぁ・・・」 O「『なしなくて なんの暦が20世紀』なんてね」 私「え?なんだよそれ?」 O「梨だよ・・二十世紀梨」 私「それと暦がどう関係するんだよ?」 O「…

はちすの花?

♬ 俺がいたんじゃお嫁にゃいけぬ わかっちゃいるんだ妹よ・・・・ ドブに落ちても根のある奴は いつかは蓮(はちす)の花と咲く・・・♪ (『男はつらいよ』渥美清 作詞:星野哲 作曲:山本直純) ある大学の講師控室で国文学者F先生と話していた。 F「そろそ…

真ん中

♬ この広い野原いっぱい 咲く花を ひとつ残らずあなたにあげる 赤いリボンんの 花束にして・・・♪ (『この広い野原いっぱい』作詞:小薗江圭子 作曲:森山良子) Yの部屋でコーヒーを飲んでいると、ラジオからこの曲が・・・ Y「おぅ・・・♪ このおおきぃ~…