昭和61年ごろのこと。後輩のハチヤ君と大学の坂道をのぼっていた。
私「暑いなぁ・・・セミが鳴き止まないし・・・」
ハ「ははは・・・
♪すとっぷ ざ しーずんいん ざ さぁ~ん
こころうるおしてぇくれぇ~~~
(『シーズンインザサン』TUBE 作詞:亜欄知子 作曲:織田哲郎)
ってところですね」
私「何それ?」
ハ「はは、知りませんか?
今はやってるんですけどね。まぁ、大暑だからあきらめてください」
私「大暑?」
ハ「ええ。おおきくあついって書く大暑です。
二十四節気のまさに夏真っ只中ってことです」
私「よく知ってるねぇ・・・」
うなぎにしようって言ってましたからね」
私「大暑とうなぎって関係あるの?」
ハ「直接は関係ないらしいですよ。だけど、大暑って暑さが増すでしょ。
『暑気至り詰まりたりゆえんなり』ってことなんですって。
そこで、この時期はからだにこたえるから栄養をとるために、
その目印日として土用の丑の日に、うなぎってことになってるんでしょ」
私「・・・うん・・・」
ハ「♪ シーズン イン ザ サン~ うなぎたべさせてくれぇ~ 」
私「・・・・・・」
大暑なり寒暖計も迎合す (相生垣瓜人)