昭和55年頃、刑事法専攻のOとの話し。
私「そろそろ、お中元の時期だよなぁ・・・」
O「うん、おれもお世話になった先生のとこに贈らないとなぁ・・・あ、そうだ。
お前さぁ、贈り物のことをギフト(gift)っていうだろ?あれなんでか知ってる?」
私「え?英語だろ?何か意味でもあるのか?」
O「ヒント。白雪姫」
私「・・・・・・」
O「白雪姫って魔法使いに毒入りりんごを食べさせられるじゃないか。
あのりんごって贈り物だぜ」
私「それって、どう関係するんだよ?」
O「白雪姫のおとぎ話ってさ、古代ゲルマンの言い伝えが基本になってるんだよな。
グリム童話にも『いばら姫』っていう似たような話しがあるわけさ」
私「うん・・・」
O「それでな、ゲルマン語のドイツ語では、Giftっていうのは
毒薬っていう意味があって、それが語源なんだよ」
私「へぇぇ~~~・・・毒が贈り物かぁ・・・」
O「そうさ、よく言うだろ タダほど怖いものはないってさ」
私「・・・・・・」
ほうたるや入り難きは夢の中(秋山巳之流)