♬ ・・・・ひとりでは生きてゆけなくて また誰かを愛してる
こころ哀しくて 言葉にできない
la la la la la la 言葉にできない・・・・・♪
昭和58年の昼、ハチヤ君と大学の坂道を下っていた。
ハ「♪ラララ ラララァ~ ことばにぃ ならなぁぃ~ フンフン・・・」
私「お、良い調子だね。オフコースかい?」
ハ「はは・・・いえね、のりもさん。ちょうど今日は『ことばの日』なんですよね。
さっきの授業で『言の葉』(ことのは)の話しになって、
それが頭に残ってるんですよ」
私「ははは・・・それで ♪ラララ になるわけか。なるほど」
ハ「ことばっていう用語は、大事な物として言霊にも通じるんですよね」
私「うん・・・なんか聞いたことあるなぁ」
ハ「ことばのような口から音として出るものを、
奈良時代以前から『こと』って言ってたらしいんですよね。
それに『は』っていう
『なにかあるもの』っていうような意味のものがついて
『ことのは』って言いだしたって。
これに漢字を当てて『言の葉』になったらしいですね」
私「へぇぇ~~『あるもの』かぁ・・・
とすると『ことのは』の『の』は
英語のofみたいな前置詞になるのかなぁ・・・」
ハ「さぁ? ま、
・・・♪ さよなら さよなら さよなら そこはもぉ ことばにぃ ならないぃ~ 」
私「あんたそれ、同じオフコースの歌の『さよなら』と混ざってない?」
ハ「ははは・・・・・」
八方にことばが重し夏野原(照敏)