昭和57年8月末のこと。大学同期の友人Nと大学駅前で出会ったときの話し。
それぞれに用があり、大学へ行く途中である。
私「おい、昼めしをたべようぜ」
N「ほんと、お前は腹減らしだなぁ・・・おれは軽くでいいよ。そばかラーメンにしようぜ」
私「もう・・・そんなのじゃ午後からの補講なんかで、体がもたないだろうが?
角のコンビニで弁当でも買おうや」
N「いやだ。そのとなりのそば屋に行こうぜ」
私「まったく、自分で並んで買ったり、後片付けがいやなんだろ?めんどくさがり屋なんだから」
N「お前みたいに、炭水化物と揚げ物で腹いっぱいにしたくないの!俺は上品なんだぜ」
私「何いってんだよ、もう・・・・」
二人でそば屋に入って、メニューを見ていると、
N「五目御飯と天ざるそばにするかなぁ」
私「おまえ、それ炭水化物と揚げ物じゃないか!」
N「おれはいいんだよ・・・それに、『新そば』じゃないか、寿命だって延びるってさ」
・・・もぉぉぉぉ・・・理屈になってないだろうが・・・・
言葉尻すこし荒れたる残暑かな(堀田恵美子)