♬ この広い野原いっぱい 咲く花を ひとつ残らずあなたにあげる
赤いリボンんの 花束にして・・・♪
(『この広い野原いっぱい』作詞:小薗江圭子 作曲:森山良子)
Yの部屋でコーヒーを飲んでいると、ラジオからこの曲が・・・
Y「おぅ・・・♪ このおおきぃ~ おひついっぱい あるめしぃぉ~
ひと~つぶぅ残らずぅ~ あなたにぃ あげるぅ~ なんてな」
私「ばか。情緒のないやつだなぁ」
Y「いっとき、はやったろ。こんな替え歌」
私「まったく・・・くだらねぇことは覚えてんだから」
Y「はは・・・だけどなんでこの時期に『この広い野原いっぱい』なんだろ?」
私「うん?わかんない。
ただ、このDJは、今日がほんとうの1年の半分だって言って、
この曲を掛けたぜ」
Y「え?1年の半分? ほんとうか?・・・
よし・・計算機で計算してみよう・・・
ええっと1年は365日だろ それを2で割ると・・・182.5日か・・・
それで1月は31日で・・・6月までの日にち数が181日だから・・・
おお!!
今日7月2日の昼がちょうど1年の半分だ!!!
なるほどなぁ・・・」
ラジオから、DJが語りかけてきた。
「いかがでしたか?・・・
この曲の間に前の半年やあと半年のことを考えていたあなた・・・
ロマンチストですねぇ・・・
そこのあなた、計算機で計算してませんでしたか?」
Y「・・・・・・」
ひとりこぼれて七月のどまん中(林 恒子)