norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

春のおわり

  ♬ 春 高楼の 花の宴 めぐる盃 かげさして

       千代の松が枝 わけ出でし むかしの光 いまいずこ・・・♪

                (『荒城の月』作詞:土井晩翠 作曲:滝廉太郎

 

 連休の初日、久しぶりに、Yの部屋にいたとき、荒城の月がラジオから流れた。

Y「おぉ・・・なつかしい・・・ひさしぶりに聞くなぁ、この曲」

私「そうかぁ・・・ところで、仕事の方はどうだ?うまくいってるか?」

 

Y「おぅ・・・嫌いな職種じゃないから、まぁ、がんばってるよ」

私「まさか、お前が食品の仕事につくとはなぁ・・・いまは見習いコックみたいなことやってるんだろ?」

 

Y「ああ。だけど、料理っていうのは面白いぜ。食べるのが好きだってこともあるけどさ。味付けなんかいろいろな方法があるんだぜ」

 

私「うん?」

 

Y「味の『さしすせそ』って知ってるか?」

 

私「うん?聞いたことあるなぁ・・・さとう、しお・酢・・・・せ・せ?」

 

Y「もう詰まってるのか、『せ』はしょうゆだよ。旧書きで醤油は『せうゆ』って書いたんだよ」

 

私「ふん。で・・・『そ』はソース!!」

 

Y「ばか。『みそ』だよ」

 

私「え?ひきょうじゃないかぁ。いままで全部、頭の字なのに、『そ』だけ、後ろの字を使うなんて!!!」

 

Y「そぉっすかぁ・・・・」

 

私「・・・・・・・・」

 

     焦げソース 香りとともに 食す春(のりも よしあき)