norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

制服の胸のボタンを・・・・・

  ♬ 制服の胸のボタンを 下級生たちにねだられ

        頭かきながら 逃げるのね・・・・

         ああ卒業式で泣かないと 冷たい人といわれそう・・・

             涙はもっととっておきたいの・・・・♪

            (『卒業』歌:斉藤由貴 作詞:松本隆 作曲:筒美京平

 

 昭和57年の春、大学の地下食堂で東洋法制史のハチヤ君と。

ハ「♪ せいふくの~ むねのぼたんを~~~・・・・」

私「うん?なに?」

 

ハ「いい歌だって思いません?3月らしくてグッとくるじゃないですかぁ」

私「そうかぁ・・・あなたの好みだろ。歌ってるのが美少女で有名なタレントだもんなぁ」

 

ハ「もぉ・・・かわいいじゃないですか。自分の好きなの子が卒業式で下級生から制服のボタンをねだられてるのに、ちょっと嫉妬してる主人公がいるっていう設定って・・・」

 

私「あの、制服のボタンをねだるってのが、分からないんだよなぁ。あんたは経験ある?どういうこと?」

 

ハ「え?知らないんですか?のりもさん、中学・高校で共学でしょ?自分とか回りの同級生に学生服のボタンをあげてたってことありません?」

 

私「俺の学校じゃぁ、そんなのなかったなぁ・・・」

 

ハ「あれは諸説あるんですがね。有力なのは戦争末期に学徒出陣することになった学生が好きな女学生に自分だと思って持っておいてくれって言って、制服の第二ボタンを渡して出征したっていうことが始まりだっていわれてるんですよ」

 

私「へぇぇぇ~~~」

 

ハ「それが、ここ2・3年、静かなブームになっていて、この歌でヒートアップしてるんですよ」

 

私「なるほどぉ・・・だけど・・なんで第二ボタンなの?第一じゃないの?」

 

ハ「そこのところが、ひかえめで、いいんじゃないですかぁ・・・」

 

私「・・・????・・・・」

 

                                            制服の釦つぶれて卒業す (玉田年春)