norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

飾りじゃないのよ

     ♬ 私は泣いたことがない 灯りの消えた街角で・・・

                 私泣いたりするのはちがうと感じてた

       ・・・・飾りじゃないのよ涙は HA HAN・・・

             ちょっと悲しすぎるのよ涙は HO HO HO ・・・♪

                (「飾りじゃないのよ涙は」作詞・作曲:井上陽水

 

 昭和59年、アイドル好きのハチヤ君がこの歌を口づさんでいるときの話し。

 

私「中森明菜かい?好きだよね、相変わらず」

ハ「あぁ、のりもさん。やっぱりいいでしょ。陽水が歌うのより、なにかジンと来る感じで」

 

私「そうかもな。だけどまぁ、陽水がこの曲を歌うと男歌になるからなぁ。ちょっと違う曲になるんだろぅなぁ」

ハ「ね。ところで、この歌のなかで、『真珠じゃないのよ涙は』っていうフレーズあるじゃないですか?とするとあの曲、三段論法でいうと、『涙は飾りじゃない』『涙は真珠じゃない』ということは、『真珠は飾りじゃない』っていうことになると思いません?」

 

私「もお・・・むちゃくちゃな形式論理だなぁ」

 

ハ「ははは、やっぱりだめか。だけどね、それで思い出したんですけどね、この前、友人と話してて、冠婚葬祭に参加する女性は、はでな装飾品は、付けちゃダメっていうのが、日本の慣習でしょ?」

 

私「ああ・・・そんなこと母親から聞いたことがあるなぁ・・・」

ハ「だけど、真珠のネックレスだけはいいんだっていうんですよね」

 

私「うん?」

ハ「だから、この歌、その理由付けしてるみたいだなぁって・・♪ かざりじゃないのよ涙わ~ 真珠じゃないのよ涙わ~ かざりじゃないのよ真珠わ~ はっは~ ♪」

 

私「・・・・・・・」

 

         烈日の光と涙降りそそぐ(中村草田男