norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

はちの一刺し

 昭和56年10月末のこと、大学の地下食堂でハチヤ君とのはなし。

 

私「なぁなぁ、あんたの一刺しが大きな話題になってるなぁ」

ハ「もぉぉ、やめてくださいよ。あの総理大臣の筆頭秘書官の奥さんだった榎本三恵子さんが、マスコミに話した『蜂は一度刺したら死ぬ』って発言したことでしょ?みんなに言われるんだからぁ・・・・」

 

私「はははハハハハ・・・だろうね。ハチヤと蜂との引っ掛けで、からかわれているだろうと思ったよ」

ハ「彼女は、あのロッキード事件の証言で、被告に不利になるのを『一刺し』って言ってるんで、僕は刺したりしませんからね!」

 

私「うん、しないだろうな。だけどたとえば、たくさんの人の中から、A君って誰って聞かれたときに、君が指をさしてあそこにいるあの人って教えることはないかい?」

 

ハ「しませんよぉ、それは『ひとを指さす』失礼なことになるじゃないですか」

 

私「うん。でもすれば、それも『ハチの人さし』」

 

ハ「・・・・もぉぉぉ・・・・」

 

     飯うまき三秋もはや半ばかな(高澤良一)