♬ 雪解け間近の北の空に向かい 過ぎ去りし日々の夢を叫ぶ時
帰らぬ人達あつい胸を・・・・・・・・ひとり旅に出る
ああ・・・日本のどこかに 私を待ってる人がいる・・・♪
(『いい日旅だち』作詞・作曲 谷村新司)
昭和57年3月1日に国鉄が青春のびのび切符を販売し始めた。
その頃の大学での仲間たちとの話し。
A「♪ いいぃひぃ~たびだちぃ~ なんてねぇ。どこかへ行きたいなぁ」
B「モモエちゃんキャンペーンかぁ」
C「何言ってんだよ。金欠だっていってたじゃないか」
B「おぃ、『青春18のびのび切符』っていう、乗り継ぎ自由の割引切符ってのが、国鉄から出たそうだぜ。安くで旅行できるかもしれんぜ」
新聞を読んでいるBが言った。
C「え?18切符?それって、フルムーン旅行キャンペーンの反対じゃないか?」
A「フルムーンって、あの高峰三枝子と上原謙が真っ白なスーツ姿で、CMしてるやつか?」
B「何言ってんだよ。あんな豪華な旅行じゃないよ」
A「だから、18歳だけの安い旅行用なんだろ?」
C「18歳だけなら、いくら安くったってわれわれには関係ないだろ?」
B「いやぁ・・・命名は18だけど、別に18歳以上でもいいらしいぜ」
A「それ使うとどれくらい得するの?」
B「よく分からないなぁ・・・・」
A・C「♪ ああ~日本のどこかに~ 安くでいけるとこぉ ないのかなぁ~~」
B「・・・・・・」
春めきてものの果てなる空の色(飯田蛇笏)