norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

バレンタインデー

 ♬ 忘れられないの あの人が好きよ 

    青いシャツ着てさ 海をみてたわ・・・・

    恋は 恋は わたしの恋は 空を染めて燃えたよ・・・・

           夜明けのコーヒー 二人で飲もうと 

                  あの人が言った 恋の季節よ・・・・・

   (『恋の季節』歌:ピンキーとキラーズ 作詞:岩谷時子 作曲:いずみたく

 

ラジオから流れる歌を聴きながら、Yの部屋でコーヒーを飲んで話していた。

 

Y「おお、懐かしい曲だよなぁ・・・

       しかし、今日のバレンタインにはぴったりかもなぁ」

 

私「そうかぁ・・・これ夏の曲だろう?」

 

Y「あ、思いだした」

カバンのなかを探し始めた。

 

Y「おい、これ食べようぜ。お前にもおすそ分け」

 

私「なんだ?ああ・・チョコレートか?どうしたんだよ」

 

Y「お前ね、どうしたって・・・もらったんだよ。今日はバレンタインデーだぜ。お前とはちがって、俺はもてるんだから」

 

私「ふん・・もてなくて悪かったね・・・まったく・・・」

 

Y「ところでさ、バレンタインデーってどうして始まったんだろなぁ・・・」

 

私「知らないよ。多分、お菓子業界の宣伝工作だろぅ?」

 

Y「夢のないやつだなぁ・・・よし・・調べてみよう・・・」

 

コーヒーを飲みチョコをほう張りながら百科辞典を引いていて

 

Y「おお・・・あったあった。いいかぁ

 

 ローマ皇帝クラウディスの治世下に、

皇帝は兵士が家庭を持つと士気が落ちることを懸念して結婚を禁止。

これに反対した司祭ヴァレンチノが若者たちの結婚を秘密で行なったため、

1207年2月14日にヴァレンチノが処刑された。

このヴァレンチノが『恋の守護神』として祭られた日が聖バレンタインデーとなった。

                  とさ・・・・

     甘いチョコと恋がむすびついたんだろうなぁ。

                  なんだよ、なんとか言えよ」

 

私「♪ 夜更けのコーヒー 二人で飲んでぇぇ~~~」

 

Y「・・・・(ばか)・・・・・」

 

      秘めごととならざるバレンタインチョコ(稲畑汀子