大学でYとのふぐ会話を後輩で、東洋法制史専攻のハチヤ君と話していた。
ハ「ははは・・・ふぐって高いですもんねぇ。ところでノリモさん、
ふぐのことを別名『西施乳』(せいしにゅう)
って言うことって知ってます?」
私「せいしにゅう?何 それ?」
ハ「中国の女性の名前から来てるんですけどね。
春秋時代の紀元前470年頃のことで。越が呉に負けたときに、
西施っていう美女を呉王の夫差に献上したっていうんですよ。
夫差は西施に溺れて呉は滅んだんだって説話があるんですよね」
私「はぁぁぁ~ それほど魅力的ってことかぁ・・・なるほど西施乳ねぇ・・・」
ハ「まぁ・・・西施乳っていうのは、ふぐそのものじゃなくて、やわらかくてふんわりとした精巣だけをいうんだって説もあるんですけどね・・・
なにかしらいい『呼び名』でしょ?」
横からしゃれ者のOが、
O「『象潟や雨に西施がねぶの花』(芭蕉)ってね」
・・・・ああ・・・・・芭蕉なぁ・・・・
湯気からの白きひかりか西施乳(のりも よしあき)