昭和53年ごろ、大学の研究室でしゃれ者の刑事法専攻Oとの話し。
私「なぁ、市内へいくとクリスマスソングが流れて、にぎやかなことだよなぁ。
お前も、帰りの駅あたりは騒がしくないか?」
O「ああ。なんかにぎやかにやってるなぁ・・・
ジングルベルってうるさいくらい、あの曲が流れてるよ」
私「ところでさ、この時期になると、なんか葉っぱだけの
赤い花らしきものが飾ってあるだろ?あれなんだろ?」
O「お前、知らないのかよ。あれ、ポインセチアって花だよ」
私「へぇぇ~~~、よく知ってんな。
それで、なんであの葉っぱがクリスマスなんだよ?」
O「葉っぱってお前、あれでも花なんだぜ。
それにこの時期真っ赤になるだろ?
それがキリストの血を思い起こさせるからっていうことで
クリスマスの飾り花になったってことでもあるらしいぜ」
私「へぇぇぇ~~~よく知ってるなぁ」
O「ああ、大学の時に知り合った牧師さんが言ってたからさ。
それにイブのかざりとしても、ちょっと華やかだろ?」
私「なるほどなぁ。じゃあ、お前も帰依してキリスト教信者になったわけ?」
O「だめなんだよなぁ・・・おれはああいう派手な花より、
野に咲く可憐な花が好きでさ。
どっちかって言うと『にっぽん宗』なんだよなぁ」
私「・・・・・・」
飲んで食べて笑って疲れポインセチア(蓮田双川)