25日。明日から冬休みである。
大学での講義後に机の上の荷物をかたづけていたときのハチヤ君との話し。
ハ「のりもさん、今日は京都の天満宮での『終い天神』ですよ」
私「終い天神?・・・あんまり身近な祭礼のかんじはしないがなぁ・・・」
ハ「まぁ、おおさかじゃぁ、あまり年末の天神さんの祭礼は特別なこともないですもんね」
私「で?なにか 終い天神 って いわれ でもあるの?」
ハ「ええ。天神さんって管原道真でしょ。道真が、流罪となった日と亡くなった日が 25日だって言われてて、それで毎月の25日が天神さんの日なわけです」
私「あぁ・・・いわば天神さんの月命日かぁ」
ハ「月命日って・・・・もぅ・・・それは仏教のはなしでしょ。天神さんは神さまなんだから、怒られますよ」
私「はは・・・基本は一緒だと思うがなぁ・・・まぁ、そのキッショ(『きっかけ・機会』の意)を祈りの日として、縁日なんかが立つんだろ?」
ハ「まぁ、そうなんでしょうね。年の終わりの天神さんの縁日で、終い天神っていうんですって」
私「うん、そうすると天神さんは大阪ではじまって、京都で終わるわけか」
ハ「え?なんではじめとおわりがあるんですか?」
私「だって、大阪には『お初天神』があって、京都の『終い天神』じゃないか」
ハ「・・・・(ちがうでしょう)・・・・」
冬雷に暖房月を湛へたり(飯田蛇笏)