norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

たんぽぽ

   ♬ 野に咲く花のように 風に吹かれて 

       野に咲く花のように 人を爽やかにして・・・・

      そんなときこそ野の花の けなげな心を知るのです・・・

    (『野に咲く花のように』歌:ダカーポ 作詞:杉山政美 作曲:小林亜星

 

 Yの部屋でコーヒーを飲んではなしていると、この曲が流れてきた。

 

Y「おれ、この曲好きだなぁ・・・これあの『裸の大将放浪記』の主題歌だろ?」

私「ああ・・・そうだったなぁ・・・たしか、野に咲く花のようにって曲名だろ」

 

Y「えっとダカーポが歌ってんだよな、レコード出てんのかなぁ?」

私「いやぁ、ドラマ用に作られた歌だから、レコードにはなってないだろ」

 

Y「そうかぁ・・残念・・・野に咲く花かぁ・・・

     『春になるとたんぽぽの花がさきます』・・・か・・・」

私「え?なんだよそれ?」

 

Y「小学校2年生のとき、国語の教科書に出てたろ?覚えてないか?」

私「そんなもの・・・覚えてるわけないだろ」

 

Yが本棚を探し始めた。「ほれ、これさ」とわたしに本を渡す。

 

 たんぽぽの ちえ(うえむら としお) 

春になるとたんぽぽの黄色いきれいな花がさきます・・・・・

 

私「へぇぇ~~~まぁよく覚えてるなぁ・・・それに教科書まで残してんのか」

Y「授業中に、みんなの前でこれを朗読することがあってさ。

   おれ、先生に誉められたんだよな、うれしくてさぁ」

 

私「ははは・・・・・なるほど・・・」

 

      あたたかくたんぽぽの花茎の上 (長谷川素逝)