♬ サ~~ィレントゥ ナァィ~~~
ホォォリィ ナァィ~~~
・・・・Holy infant so tender and mild・・・・
スリーピィン ヘヴンリー ピ~~~ㇲ・・
スリィィピン・・・・♪
(『Silent Night』作詞:ヨゼフモール)
Oが歌い終わった。
シ~~~ンとして誰も声を出さない・・いや出せない・・
しばらくして・・・・同期のM子さんが口を開いた
M子「O君・・・すごぃ・・・そんな才能があるなんて・・・」
みんなが拍手しながら、くちぐちに褒めたたえる。
昭和53年のイブ。
大学の研究室で、今年最後となる、みんなでの忘年会。大学研究室の大部屋で、隣り近所の研究室に遠慮しながら、ちょっと音声を落としてわいわい言いながら飲んでいた。
最後のシメとして、それぞれが、得意の技(?)を披露しようということになったのである。
そのときのO。
うまい・・・というか・・・
発音ばつぐん・・・
フンイキ充分な クリスマスキャロルであった。
Oは照れながら、
「ははは・・・昔、大学でちょっとだけ聖歌の合唱をしたことがあってさ。
天使の歌声『ボーイズソプラノ』とはいかないけど、
『おっさんテノール』ぐらいにはなったろぅ?」
さいごはやっぱり、しゃれ者のOでした。
ははは・・・歌もしゃべりも うまいうまい
・・・・拍手拍手・・・・
予め下手とことはり聖夜劇(高澤良一)