norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

長崎くんち

 昭和60年のこと。

地下食堂で後輩のハチヤ君とO中君と一緒に食事をしていた。

 

ハ「O中さん。のりもさんと長崎へ行ってきたんでしょう?」

O中「うん、だけど、もう、暑い暑い。良いところだったけど、あんなに暑くて、坂道がきついっておもわなかったよ。いつもお腹空いたってさわいでるのと、一緒だったしさぁ」

 

私「こら、それ俺のことか?」

O中「そりゃ、そうでしょ。子供と一緒に旅行してるようなもんだもん」

 

私「あのね。なんでも面倒がって、食事時になっても何を食べたいか決められないやつが居るから、俺が率先して決めてやったんじゃねえかよ」

 

ハ「ははは・・・どっちもどっちだと思いますがねぇ・・・。ところで、その長崎でのお祭り『長崎くんち』が今日から始まるっていうの知ってます?」

 

私「え、なにそれ?」

 

ハ「九州じゃあ、『くんち祭り』って有名なんですよ。福岡の『博多おくんち』佐賀の『唐津おくんち』とあわせて、日本三大くんちって言われてるんですよ」

 

O中「へぇぇぇ~~~。それでなんで『くんち』っていうの?」

 

ハ「ええ、重陽節句にあたる旧暦9月9日を祝うんですって。つまり『ここのか』のことを『くにち』っていうでしょ。これがなまって『くにち』から『くんち』って発音したことから出てるんだそうですよ」

 

私「あれぇそうかぁ・・・・おれはまた、何か長崎のめずらしい『たべもの』かと思ってた・・・・」

O中・ハ「・・・・・・・・」

 

     おくんちのカラクリ鯨潮を吹く(燕音)