norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

北窓

 ハチヤ君と次の日、地下食堂で。

 

ハ「のりもさん、あんころ餅の話しの続きしましょう。それで、なんで北窓っていうか分かりました?」

 

私「うん。冬って北から風が吹くだろぅ。それが寒さの象徴だから、それを受け止める北窓が『あんころ餅』だっていうことかなぁと思ったんだけど」

 

ハ「ちがうんですよねぇ・・・。理由はもっと単純で、冬はキタには月が昇らないでしょ。北窓からは月が見えない、つまり、『月』『搗き』がない。あんころ餅の餅は搗かないで作られるから、北窓なんですって」

 

私「ははは・・・まったく・・・落語の世界だなぁ・・・」

ハ「お嫌いですか?」

 

私「まんじゅうこわぁい!」

ハ「なんですかぁ・・・それ・・・」

 

      お彼岸や月のごとくに沖の船(金箱戈止夫)