norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

お茶

 部屋でK平とお茶の話しの、つづきをしている。

私「おいしいお茶の順番があるのって知ってる?」

K平「何それ?」

 

私「うちの親戚のおじさんがさ、お茶は「新茶、玉露に、ひと淹れ茶」って言うんだよ」

K平「新茶がおいしいのはわかるけどさ。あとの二つは、どういうこと?」

 

私「お茶は、玉露に比べて、番茶やほうじ茶の方が安いじゃないか。おじさんは昔人間だから、値段の高いほうがおいしいって思ってるんだよ」

K平「う~ん。まぁ、それはいいとしようか。で、ひと淹れ茶ってなんだよ?」

 

私「うん、おじさんの言うには、自分で淹れるお茶より、他人に淹れて出してもらうのって、もてなしの気持ちが入ってるだろ?だから同じ種類のお茶なら、どんなお茶でもおいしいんだってさ」

 

K平「科学的じゃないなぁ・・・」

私「そうかなぁ・・・・・」

 

       白湯染めて新茶の味となりにけり(阿波野青畝)