♬ その花の道をくる人の 明るい顔のふしぎさに
くぐりぬけてみる花水木・・・
なぜかきみのことを なぜかきみのことを 考えてます ♪
(「くぐり抜けた花水木」作詞・作曲 小椋桂)
小椋桂の深いしみわたるような声が響く。
Yの家でアルバムを聞いていた。
Y「なあ、いい曲だろう?」
私「ああ、俺も好きだよ、この歌。だけどさぁ、このハナミズキってお前知ってる?」
Y「いやぁ、俺も知らないんだよな。お前に会ったら聞いてみようと思ってたんだけど。ま、百科事典でしらべてみるかぁ」
Y「あったあった、原産はアメリカだってさ。4月末から5月のはじめに花が咲いて・・・ああ、あの1912年にワシントンに日本がサクラを贈ったお返しに、この木が送られたんだってよ」
私「うん、どれどれ・・・ああ、この花かぁ・・たしか、どこかで見たなぁ」
Y「ピンク色できれいなものじゃないか。白い花もあるようだなぁ」
私「あれ、この木でキリストが、はりつけにされたって書いてあるぜ」
Y「どれどれ、ああ、アメリカ合衆国だけの伝説じゃないか。どうも根拠薄弱だよ」
Y「ま、いいじゃないか。きれいな花と名前なんだから、良く合ってるということで」
ううぅぅンンン・・・・・なにとなにが合ってんだろう・・・・?
あけぼのやよろこび色に花水木(上田五千石)