♪ なつが来れば思いだす はるかな尾瀬 とおい空・・・
みずばしょうの花が咲いている 夢見てさいている水のほとり・・・・・ ♪
(「夏の思い出」作詞:江間章子 作曲:中田喜曲)
昭和54年の夏、昼まえ。
Yの部屋で、ふたりして 天井を見ながら茹(うだ)っている・・・・
ラジオから、合唱曲が・・・・。
私「あついなぁ・・・・」
Y「ああ・・・扇風機が・・・熱い空気をかき回してるよ・・・」
私「あ、この歌「夏の思い出」だぜ。中学のときに合唱したよなぁ」
Y「そうだったかぁ・・・だけど・・・涼しそうだなぁ・・・この歌詞・・・お前、尾瀬って行ったことある?」
私「ああ、修学旅行のとき行った・・・涼しくてよかったぜ・・・」
Y「いいなぁ・・・」
私「あのな、この歌詞のなかの、しゃくなげ色ってさぁ・・・」
Y「いまは いいよぅ・・もう・・・黙って聞いていようぜ・・・」
私「・・・・・・」
♪ はるかな おぜ~ とおいそら~・・・・・・♪