研究室で後輩で東洋法制史専攻のハチヤ君と雑談していた。
ハ「のりもさん、今日は徳川家康が亡くなった日なんですよ」
私「へぇぇ~~~、歴史好きはよく知ってんなぁ・・・」
ハ「それでね、いいクイズがあるんですよ。つぎの三つの時世の句は、徳川家康、上杉謙信、伊達政宗の三武将のいずれが詠んだものでしょうか。答えなさい?」
私「え・・・ちょちょっとまってよ」
ハ「いいですか、ゆっくり言いますよ。
- 極楽も地獄も先は有明の月の心にかかる雲なし
- 嬉しやと再び覚めて一眠り浮世の夢は暁の空
- 曇りなき心の月を先だてて浮世の闇を照らしてぞ行く
の三つです。さぁ、どうでしょう?」
私「ううウンンン・・・・①が上杉謙信、②が徳川家康、③が伊達政宗」
ハ「あ、当たった!!!すごい、のりもさん。僕はね、これをみたとき、
①と③が謙信か政宗か迷ったんですよね。
だけど、②の時世も平和なときまで生きた政宗に合いそうだなんて思って、
迷って、全部間違えちゃったんですよね。それでね・・・・
ここの月の解釈が・・・・で・・・」
私「・・・(亡くなった順に言っただけなんだけど)・・・・・・」
うらうらと礎石めぐれり蝶も来よ (伊丹三樹彦)