♬ くもりガラスを 手で拭いて
あなた明日が 見えますか・・・・
さいてさびしい さざんかの宿・・・♪
(『さざんかの宿』歌:大川栄作 作詞:吉岡治 作曲:市川昭介)
昭和57年ごろ、少し寒くなった日に大学駅から、しゃれ者Oと一緒になった。
その時の話し。
私「お、おはよう。授業か?」
O「ああ、おはよう。寒くなってきたなぁ」
私「うん、少し遠回りして学校へ行こうか?距離が長めになるからあったまるぜ」
O「え?遠回りするのか?なにかいいことある?」
私「ははは、ちょっと道をはずれて 住宅街を歩いていこうや。学生も少ないし、
山茶花が咲いてて、きれいだぜ。
坂もすこしゆるやかだしさ」
O「ああ・・・あの道かぁ・・・
♪ くもりガラスを手でふいぃぃて~ だよなぁ」
私「お、演歌かよ。お前にしちゃ めずらしい歌を 思い出してるじゃないか。
どうしたんだよ」
O「だめなんだよなぁ。
♪ あなぁた~ 時計が見えまぁすぅか~~ ってな。
時間がないんだよ」
私「・・・・・・」