♫ 梅花が咲く頃 僕は父になる
もしも女なら僕はこう言うよ
つらいときにも 春を呼ぶ・・・
梅花 梅花 春にさきがけて・・・♪
(『梅花(メイファ)』作詞:松本紘斉 作曲:イルカ)
大学院の研究室でハチヤ君との話し。
ハ「♪ フフフンフ・・・うめがさくころぉ ぼくわ~・・・」
私「うん?なに・・・その歌・・・・」
ハ「え? ああ・・・これラジオ番組のテーマ曲なんですよ・・・
知りません? イルカが歌ってて、結構有名なんですよ・・・」
私「へぇぇ~~ なんて曲?」
ハ「梅花(メフィア)っていうんですよ。
この時期にぴったりだと思いません?
梅って春の前に咲くでしょ。
この歌、いままさに父親になろうとする男が春を待つってのと、
生まれるかもしれない女の子がかわいいけど
凜とした花として現れるっていうんでしょうね」
私「・・ぁぁ・・・なるほど・・・・」
ハ「そうだ梅って春告草って言われるのって・・知ってます?」
私「え・・・はるつげぐさ・・・
梅って・・・草じゃないんじゃない?」
ハ「そうなんですけどね。
昔から、梅の花って早春の一番先に咲くじゃないですか。
昔の白梅を詠んだ和歌にね、
『み吉野の はるつげ草の花の色 あらぬ梢に かかる白雲』(『藻塩草』九・梅)
っていうのがあるんですよ。
そこから来てるんじゃないかっていわれてましてね、
春を呼ぶ鳥が鶯なら 春を呼ぶ花は梅で その対比とともに、
『とり・はな・くさ』って並びだとやさしいじゃないですか・・・
そうしたことも、もとになってるんじゃないかって 言われてますね」
私「おおさかの はるつげそうの元の意味 あらぬ方へと とんでゆくかな・・・
なんてね」
ハ「・・・・(くっだら・・ない)・・・・・」
手をおきて古木白梅まばたけり (松村蒼石)