大学の研究室で、後輩のハチヤ君と話していた。
ハ「ね、のりもさん。今日は米の日だっていうの知ってます?」
私「え?ゴミの日?」
ハ「どんな耳してんですか、もぉ・・・米ですよ、米。
八月十八日でそれを組み合わせると米っていう字になるでしょ。
ごみじゃなくて、こめですよ!」
私「ははは・・・今朝、家でゴミを出してきたから、
てっきりそうかと思ったんだよ。こめの日ね」
ハ「それで思い出したんですけど、
僕の師匠の先輩が米寿のお祝いをするか話題になったんですよね」
私「うん・・・それで?」
ハ「そうしたらね。還暦や古希・傘寿のお祝いはいいんだけど、
米寿祝いはしちゃいけないっていう慣習があるから、とりやめになったんですって」
私「うん?なんでしちゃいけないの?」
ハ「単なる縁起担ぎですよ。長寿のお祝いなんだから、すればいいんですけど・・・
むりやり理由をつければ、あと2年すれば卒寿になるから、
きりのいい、そのときまで待って
盛大にお祝いしようってこともあるんでしょうね」
私「・・・なるほど・・・
♪ そつじゅ ちぃかずくぅ は~ちじゅうはっさい・・・か」
ハ「・・・・・・」
愛着の袖無のまま米寿の賀(阿波野青畝)