norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

オムレツ

  ♬ あ いそずかしの ことばがぁ   

    だめな あんたに にぁいさと いつも おまえわぁ わらうのさ

  おとこのこころの うらがわにぃ つばをはきかけ わらう・・・

 Tonight Tonight Tonight Tonight こんやこそぉ オマエを おとしてみせる・・・・♪

             (『鉄爪』世良公則&ツイスト 作詞・作曲:世良公則

 

 Yの部屋ではなしていた。ラジオから鉄爪が流れる。

Y「♪トゥナィ トゥナィ トゥナィトゥ ナィ こんやこそぉ・・・・」

私「なぁ・・・はらへったぁ・・・」

 

Y「なに言ってんだよ。まだ9時半じゃないか。晩飯、家で食べたんだろ?」

私「成長期、成長期!!ハラへったぁ~・・・」

 

Y「そんな年になって、成長期っていわねぇよ ばか・・・もぉ・・・・」

  立ち上がって台所の方へ立って行った。

   しばらくして大皿にご飯とおかずを盛って戻ってきた。

 

Y「ほれ、これで終わりだからな」

私「はは・・・サンキュー・・・お、オムレツかぁ・・うまいもんだなぁ」

 

Y「ああ。ふわっ ふわぁっに焼くのってむずかいんだぜ。感謝しろよ。

    ちょっとしたホテルのオムレツ並みだろ?」

 

私「うん・・・うまい、うまい・・・」

 

Y「おまえそれ、俺のうでをほめてんの?それとも、オムレツがうまいっての?」

私「はは・・・両方 両方・・・」

 

Y「よく味わって食えよ」

 

しばらくして・・・

私「なぁ・・・おかわり」

 

Y「ダメ!!さっき最後って言ったろ」

 

私「♪ こんやこそぉ おまえぉぉ おとしてみせるぅ・・・」

 

Y「ダ! メ!!!」

 

     オムレツのやうな薄黄に新樹山 (高澤良一)