♬ あ いそずかしの ことばがぁ
だめな あんたに にぁいさと いつも おまえわぁ わらうのさ
おとこのこころの うらがわにぃ つばをはきかけ わらう・・・
Tonight Tonight Tonight Tonight こんやこそぉ オマエを おとしてみせる・・・・♪
Yの部屋ではなしていた。ラジオから鉄爪が流れる。
Y「♪トゥナィ トゥナィ トゥナィトゥ ナィ こんやこそぉ・・・・」
私「なぁ・・・はらへったぁ・・・」
Y「なに言ってんだよ。まだ9時半じゃないか。晩飯、家で食べたんだろ?」
私「成長期、成長期!!ハラへったぁ~・・・」
Y「そんな年になって、成長期っていわねぇよ ばか・・・もぉ・・・・」
立ち上がって台所の方へ立って行った。
しばらくして大皿にご飯とおかずを盛って戻ってきた。
Y「ほれ、これで終わりだからな」
私「はは・・・サンキュー・・・お、オムレツかぁ・・うまいもんだなぁ」
Y「ああ。ふわっ ふわぁっに焼くのってむずかいんだぜ。感謝しろよ。
ちょっとしたホテルのオムレツ並みだろ?」
私「うん・・・うまい、うまい・・・」
Y「おまえそれ、俺のうでをほめてんの?それとも、オムレツがうまいっての?」
私「はは・・・両方 両方・・・」
Y「よく味わって食えよ」
しばらくして・・・
私「なぁ・・・おかわり」
Y「ダメ!!さっき最後って言ったろ」
私「♪ こんやこそぉ おまえぉぉ おとしてみせるぅ・・・」
Y「ダ! メ!!!」
オムレツのやうな薄黄に新樹山 (高澤良一)