norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

入社式

 テレビニュースで『まっさらな』スーツ姿の青年たちが整列している。

ある会社の入社式の風景である。

私が大学を卒業したころの4月1日は、毎回トップニュースはこうした映像であった。

 

 卯月清明(うづきせいめい)。

4月5日の頃を清明というらしい。

二十四節気のなかの春を示す時期で、清涼明浄、花のつぼみがふくらんで咲きほこる季節へのうつろいを意味するとのこと。

 

 まさに、年度のはじまりである。

公官庁、企業、学校などありとあらゆる事業体が新しい営みをはじめる。

ういういしく、いきいきとした動きの始まりである。

 

 わたしは、テレビを見ていて、今頃はK・H・Mやゼミ仲間は、仕事してるんだろうなぁ・・・などとぼんやり考えていた。

 

 こうした華やかな、出陣式が終わったころ、ある雑誌を読んでいると、社会人卒業年度別にその特徴をいいあらわした記事がでていた。

みると、われわれの卒業年度社会人の性格は、「人工芝型」だそうである。

 

なんだろぅといぶかしく思った。

雑誌記事によれば、「見た目きれいで根が生えず、夜のネオンでよみがえる」という意味だとか。

 

 わたしの同期がこれを見たら、なんと言うだろう?

「なんだよそれ!!ばかやろう」と、K・H・Mの三人が声をそろえて言いそうなのが目にみえてきたものである。

   ははは・・・・

 

      入社式紺一色に犇めけり(相馬沙緻)