
♫ 夢の坂道は 木の葉模様の石畳 まばゆく長い白い壁
足あとも影も残さないで たどりつけない山の中へ・・・
背中の夢に 浮かぶ小舟に あなたが今でも手を振るようだ・・・・♪
大学坂道を法制史専攻で後輩のハチヤ君とくだっていた・・・
ハ「♪ゆめの~ さかみちわぁ~ フフフン~もよぉの~・・・」
私「あれまぁ・・・なつかしぃ・・・ちょっと古いだろ?」
ハ「え?ははは・・・だけど・・いい季節になったって思いません・・・
空はまっさおだし・・木の葉がまっ黄色にそまって・・・
あき~・・・・ってかんじでしょ・・・
おれたちも旅・・・してみません・・・なんて・・」
私「なんだよ・・それ・・・」
ハ「だって・・今月は神無月でしょ・・・
神さまはみんな出雲に出張旅行じゃないですか?」
私「ははは・・・お相伴りょこう・・・ってかぃ・・・
しかし・・神さまが集まるのは知ってるけど・・・
なんで出雲なのかねぇ・・・」
ハ「え?知らないんですか?出雲大社に集まるんですよ・・・
その大国主の子供たちが全国に散らばって
やまとの国を治めてるんだから・・・
出雲に年1回あつまることになったんですよ・・・」
私「ああ・・・年に1回の里帰り・・・かぁ・・・」
ハ「さとがえり・・って・・・
もぉ・・
『神無月 旅寝の空を ながむれば 袖よりほかも うちしをれつつ』(寂蓮法師)
ってね・・・」
私「え・・・?」
ハ「神さまのいない神無月は
旅寝のさびしさのように心がうちしおれますねぇ・・っていう
しっとりした感覚ですよ・・」
私「なるほどねぇ・・・だけど・・
里帰りなら・・お正月とかお盆にすればいいのに・・・」
ハ「まだいってる・・・
そうじゃなくって・・
秋って実りの秋っていうぐらい
果実を収穫して神にそなえるじゃないですか・・・
そのとき・・・
各地にちらばった神さまが一同に会して・・
結果を持ち合うんですよ・・・たぶん・・・」
私「♪ 背中にせおう~ みんなの実りぃ~
みんなが 拍手で 手を打ち合うよぉだ~~・・・・か・・・」
ハ「・・・・(バカ)・・・・」
山みちの掃かれてありぬ神無月 (大峯あきら)