♬ あぶくたった 煮えたった 煮えたかどうだか食べてみよ
ムシャムシャ まだ煮えない・・・♪
(『あぶくたった』童謡・わらべうた)
昭和58年ごろのこと、大学の研究室でハチヤ君とはなしているときに、近くの幼稚園からよくレコード音楽が流れて来た。
私「このごろ、この曲よく流れてくるよなぁ・・・なんだろこれ?」
ハ「♪ あ~ぶくたった にえたった~ ってね・・・運動会ですよ」
私「え?運動会?」
ハ「そうですよ。幼稚園でお遊戯のときに使う音楽ですよ」
私「それを運動会に使うの?」
ハ「そうですよ。僕の姪っ子の運動会がこの前あって、見てきたんですよね。
そうしたら、鬼ごっこ形式でのあそび音楽を使って
運動会のお遊戯をするんですよ・・・・
まぁ・・・のりもさんの時代で言ったら・・・
♪ たぁんすながもち どの子が欲しい・・って手をつないで遊んだでしょ・・・
あれのいわば現代版って考えればいいんじゃないかなぁ・・・」
私「どうやるの?」
ハ「真ん中に鬼役のひとりしゃがんで両手で目をふさいで、
まわりを子供たちが囲むんですよ。
それで『♪ あぶくたったにえたった』って歌いながら、
歌にあわせて鬼役の子をちょんちょんってつつくんですよ。
最後に『♪もう煮えた』っていうのを合図に、
追いかけっこをして捕まった子が次の鬼になるわけです」
私「あぁぁぁ・・・かごめかごめ かぁ・・・」
ハ「ははは・・・そういやぁ・・かごめかごめがありましたねぇ・・・
だけどあれは追いかけっこをしないでしょ・・・
どちらかと言ったら・・・『デン付き鬼ごっこ』でしょうね」
私「デン付きって、
鬼が逃げる子にデンって言って体をさわると、鬼が変わる
っていう追っかけっこだろ」
ハ「そうそう・・・
それから、電柱で目隠しをして鬼役が『かみさまのいうとおり』とか言って、
十数える間に、
みんなが、鬼にデンするために近くへ寄ってくるっていう鬼ごっこ
しませんでした?」
私「あったあった・・・
近づくたびにぴたっと静止してないと、
鬼から動いたっていって違反になるやつな」
ハ「そうそう・・・あのときの十の呪文って・・・
『ぼんさんがへをこいた』
なんていう数え方もありましたよね」
私「ははははは・・・・あったあった・・・・」
ハ「それでね それでね・・・・・・・・があって・・・ボールを投げて・・・」
なつかしきわらべ歌聴く運動会(のりも よしあき)