norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

伊達巻き

 Yの部屋で、卵料理のはなしが続いていた。

 

私「さっきのお前の“関西の卵好き”で思いだしたけど、

     正月料理の伊達巻ってあるじゃないか?

         あれ、昔から、関西のおせち料理のひとつなのかなぁ?」

 

Y「うん?・・・えっと・・・この本によると、

       伊達巻は江戸時代にできたもので、

   白身魚のすり身とエビを加えて、砂糖で甘く味付けした卵料理で、

       焼いて巻き込んで作るもの・・・

        長崎でオランダのロールケーキを真似てつくられたってさ」

 

私「え?ロールケーキ???お菓子かよ」

 

Y「もともとはそうなんじゃないかぁ・・・

   ああ、それで、この料理を仙台藩伊達政宗が好物だったんで

      『伊達巻』になったんじゃないかって話しだぜ」

 

私「ええっ・・・ほんとかよぉ」

 

Y「ああ、そう書いてあるよ。

   そのほかに、派手な格好を『伊達な姿』なんていうだろ。

     伊達巻ってふわふわとして柔らかくて、金色でつやつやしてるもんだから、

      その見かけから『伊達』になったっていう説もあるんだってさ」

 

私「ははは・・・金ぴかかぁ・・・

   なるほどおせち料理に金が入るのはわかるような気がするなぁ・・・」

 

Y「♪ キンキン キラキラ タマゴがゆれる キンキンキラキラ腹減ったぁ~」

 

私「・・・・・・・」

 

                  にはとりのつまりしこゑや五月冷ゆ(岸田稚魚)