norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

お彼岸

 ♪ かんじ~ざい ぼぉおさぁああつぅ~(観自在菩薩)

      ぎょぉおおしぃぃん はんにゃぁぁ はらぁあみぃぃった~

                     (行深般若波羅蜜多)・・・・・ ♬

 

 墓の前で、ご住職さんのお経がつづく。

 3月お彼岸の中日、

『般若心経』である。

 

 なぜこのお経なのだろうと、調べたことがある。

お経のなかの波羅蜜多というのはサンスクリット語の「パーラミター」から来ているらしい。

 

 意味は彼岸に至る、すなわち、こちらの世界ではなく、仏の世界に入って悟りの境地へとはいることらしい。

まさに、お彼岸にふさわしいものなのであろう。

 

 ところで、ある解説書を読んでおどろいたことがある。

般若心経の構成は、起承転結の四つに分かれる物語であると。

 

第一段は釈迦が教えを説く。第二段はその教えが『空』の思想であること。

第三段はそのさらなる説明。最後が精神性としての結論だそうな。

 

「ええ、お経も、ものがたり、かいなぁ?」と思ったものである。

中身のくわしいことは、わからない。

 

 この日も、1週間ほどまえから、墓参りにゆくから、ついてくるようにとの母親からのキツイお達しがあったのである。

まあ、お分かりのように、いやいやついてきている。

 

 ばちが当たるでしょうが・・・・早くお経、おわらないかなぁ・・・・・

 

      毎年よ彼岸の入りに寒いのは(正岡子規