♪ かんじ~ざい ぼぉおさぁああつぅ~(観自在菩薩)
ぎょぉおおしぃぃん はんにゃぁぁ はらぁあみぃぃった~
(行深般若波羅蜜多)・・・・・ ♬
墓の前で、ご住職さんのお経がつづく。
3月お彼岸の中日、
『般若心経』である。
なぜこのお経なのだろうと、調べたことがある。
お経のなかの波羅蜜多というのはサンスクリット語の「パーラミター」から来ているらしい。
意味は彼岸に至る、すなわち、こちらの世界ではなく、仏の世界に入って悟りの境地へとはいることらしい。
まさに、お彼岸にふさわしいものなのであろう。
ところで、ある解説書を読んでおどろいたことがある。
般若心経の構成は、起承転結の四つに分かれる物語であると。
第一段は釈迦が教えを説く。第二段はその教えが『空』の思想であること。
第三段はそのさらなる説明。最後が精神性としての結論だそうな。
「ええ、お経も、ものがたり、かいなぁ?」と思ったものである。
中身のくわしいことは、わからない。
この日も、1週間ほどまえから、墓参りにゆくから、ついてくるようにとの母親からのキツイお達しがあったのである。
まあ、お分かりのように、いやいやついてきている。
ばちが当たるでしょうが・・・・早くお経、おわらないかなぁ・・・・・
毎年よ彼岸の入りに寒いのは(正岡子規)