norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

お祝い

  ♯ ♪ う~ちましょ (パンパン) 

          もひとつせ~ (パンパン) 

          いおぉてさんど (パパンパン)

               おめでとうございます・・・

 

 新年テレビ番組のなかで、有名な落語家がお祝いの手打ちをしていた。

Y「お、手打ちかぁ・・・のりも・・おまえこの大阪打ちって知ってるか?」

 

私「うん?詳しくは知らないよ。子供のころから、

      なにか悠長な手打ちだなぁなんて思ってたがね」

 

Y「まぁ・・・関西リズムだからな。

   ちょっと関東のちょちょちょん ちょちょちょん ちょちょちょん ちょ!

                            ってのとはちがうがな。   

    だけど、手打ちって何が始まりなのかねぇ・・・

      しらべてみるか・・・辞書・・っと

『商人の商談などで契約が成立したとき、柏手(かしわで)をする習慣。柏手には、契約、和解、祝儀などの意があり、神前の柏手と同じく、神霊に託しておこなうもの。歌舞伎界では配役決定時、祝いの席などでのご祝儀行動としての意味で用いられる。』ってさ」

 

私「へぇぇ~~・・・手を叩くっていうのは、

    いろんなパフォーマンスとしての意味があるんだねぇ・・・

   そういやぁ・・・大学の同期で刑事法専攻にOっていうのが居てさ、

       そいつがドイツにも同じような話しがあるって言ってたなぁ・・・」

 

Y「うん?そうなのか?」

 

私「ああ。ドイツの大作家ゲーテファウスト』のなかに、

      主人公のファウストが悪魔のメフィストフェレスと魂を与える

                       っていう約束のシーンで、

   ファウストが”Und schlag und schlag”って応えるんだってさ。

 このschlagっていうのは手を叩くっていうことでの

    パァンっていう擬音の意味があって、

         手打ちで合意したことを言ったんだそうだぜ」

 

Y「へぇぇ・・・しゅらぁく うんと しゅらぁく・・・か・・・」

 

私「古代ゲルマンからの契約成立の慣習だそうだぜ」

Y「しゃらくぅ せぇ~」

 

私「・・・(なんだよ・・・それ)・・・」

 

    我富めり新年古き米五升(芭蕉